FIFAクラブワールドカップ2025でここまでFCバイエルン・ミュンヘンを上回る得点数を記録しているチームは他にない。すでに豊富なトロフィーコレクションに新たなひとつを加えようという決意を固めているようだ。
そのためには次に、アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで行われる準々決勝で現欧州王者パリ・サンジェルマンを倒さなければならない。ここではバイエルンが8強までたどり着いた道のりを振り返ってみよう。
バイエルンがシンシナティでオークランドを破った初戦は記録ずくめの一戦となった。キングスレイ・コマンが挙げた大会第1号ゴールを皮切りに、1点も反撃を許すことなく10得点。ジャマル・ムシアラは大会初のハットトリック達成選手となった。
大勝したオークランド戦では珍しく静かだったハリー・ケインだが、ボカ・ジュニアーズ戦では開始18分で今大会初ゴールを挙げることに成功。彼らしく見事なフィニッシュだった。ミゲル・メレンティエルが衝撃的な個人技によるゴールで同点とし、ボカがドローに持ち込むかと思われたが、マイケル・オリーセがこちらもワールドクラスのゴールを決めてバイエルンのノックアウトステージ進出を確定させた。
グループ最終戦は首位の座をかけた欧州対決。だが序盤にアンドレアス・シェルデルップが挙げた1点が勝負を分け、僅差の勝利を飾ったベンフィカがヴァンサン・コンパニのチームを抜き去って首位突破を果たした。
16強で激突した相手はフラメンゴ。相手のオウンゴールとケインの見事な一撃によって時計が10分を指す前に2点のリードを奪い、バイエルンがブラジルの強豪を難なく撃破するかと思われた。ジェルソンとレオン・ゴレツカが1点ずつを加え、ハーフタイム時点ではバイエルンが3-1でリード。だが後半10分にはジョルジーニョがPKを決めて点差は1点に縮められた。同点を狙うフラメンゴだがバイエルンとケインを抑えることはできず、イングランド代表ストライカーが試合終盤に自身2点目で勝利を決めた。