18日のラ・リーガ第9節、バルセロナはホームでのジローナ戦に2-1で勝利した。公式戦3試合ぶりの勝利だが、1ゴールを決めたMFぺドリは自チームが見せたパフォーマンスに納得がいっていない様子だ。
13分にぺドリの“ゴールへのパス”という表現がピッタリ合うシュートで先制したバルセロナ。しかし、その後にはジローナに何度もハイラインを破られて決定機を許し、20分にMFアクセル・ヴィツェルに同点弾を決められてしまう。その後、なかなかチャンスを決め切れずにいたバルセロナだが、パワープレー要員で投入されたDFロナルド・アラウホが93分に劇的ゴールを決め、3試合ぶりに白星を手にしている。
試合後、『Esport3』とのインタビューに応じたぺドリは、勝利にも不満気な様子。バルセロナがプレーを改善していく必要性を訴えている。
「満足して帰ることはできない。チームが見せたプレーに喜びは感じられないよ」
「僕たちは多くの面で改善が必要だ。とりわけプレッシングについてね。チームは良い状態じゃない。2試合続けてうまくいっていない。プレッシングは改善しなければいけないし、ボールを持ったプレーだってそうだ。もっとリズムをつくって、チャンスを生み出さなくちゃいけない」
DFラインを何度となく突破されていることで、ハイライン戦術の是非が問われているバルセロナ。ぺドリは問題がハイラインではなく、チーム全体で仕掛けるプレッシングにあると語った。
「良質なプレッシングを仕掛けられず、あれだけDFラインが高かったら、相手にとってチャンスをつくるのはとても簡単だ」
「ちゃんとプレスをかけなければ、スペースにパスを出されて、ストライカーにGKとの1対1を許してしまう。ボールを持ったプレーも良くないしね……。今日は、勝ち点3を獲得できてよかったよ」
「今後に向けて自信はあるか? 僕たちはいつだって、大きな自信を持っているよ」