シアトルからサンフランシスコまで、ボストンからブルックリンまで、アメリカの国内各地におよそ40以上のファングループを持つボルシア・ドルトムント。FIFAクラブワールドカップ2025準々決勝までのスリリングな戦いを経て、その数はさらに拡大していくことになるかもしれない。
フルミネンセFCや蔚山HDとは接戦を演じる一方で、マメロディ・サンダウンズとは計7ゴールの打ち合いを繰り広げ、ノックアウトステージ進出へ繋がる結果を残すことに成功。続いてラウンド16ではカリム・アデイェミとセール・ギラシのコンビネーションが2得点を生み出し、CFモンテレイを2-1で撃破することができた。
続いて8強は欧州対決。クラブワールドカップ準決勝進出をかけて、7月5日にニューヨーク・ニュージャージーでレアル・マドリードCFと激突する。
ニコ・コヴァッチのチームはメットライフ・スタジアムでフルミネンセとスコアレスドロー。このあと攻撃力が爆発していく兆しはほとんど感じられなかった。ドルトムントのグレゴール・コベルは相手ゴールキーパー以上に忙しい夜を過ごし、後半には見事な連続セーブでチームの好発進を助けた。
シンシナティへ移動したドルトムントは完全に鎖から解き放たれ、フェリックス・ヌメチャ、セール・ギラシ、ジョーブ・ベリンガムの得点によりハーフタイムの時点で3-1とリード。60分になるところでオウンゴールにより点差を広げた。終盤にはサンダウンズの猛攻を耐え抜く必要があったが、勝ち点3を手に入れてフルミネンセとともにグループのトップに並んだ。
すでに敗退の決まった蔚山HDとのグループ最終戦に臨むチームは、勝利すればノックアウトステージ進出を確保できる状況。前半36分にはディフェンダーのダニエル・スヴェンソンが左足での強烈なシュートを突き刺して結末を確定させた。チョ・ヒョヌが度重なるセーブでギラシらを止めなければ点差はさらに広がっていたかもしれない。
4試合で3つ目となる会場での試合。アトランタの“ベンツ”で勢いよく飛び出したドルトムントは開始24分までに2-0のリードを奪った。両ゴールともにカリム・アデイェミのお膳立てからギニア代表ギラシが彼らしい精緻なフィニッシュで決めたものだ。後半立ち上がりにはモンテレイが1点を返し、最後まで緊迫した展開となったが、ドルトムントには主導権を握ることができているという感覚もあった。2-1の勝利で試合を終え、8強では同じUEFAのレアル・マドリードと大一番を戦うことが決まった。