プレミアリーグ開幕節、マンチェスター・ユナイテッド対リーズが14日の日本時間20:30にオールド・トラフォードで開催される。
昨季はマンチェスター・シティに12ポイント差をつけられて2位フィニッシュとなったマン・U。依然としてアレックス・ファーガソン元監督が退任した2012-13シーズン以降、優勝から遠ざかっているが、オーレ・グンナー・スールシャール監督が就任した3シーズン前から6位、3位、2位と上昇してきた。
今夏にはここまで、ジェイドン・サンチョをドルトムントから引き入れ、さらにレアル・マドリードからラファエル・ヴァランを獲得するなど、大物2選手を補強。7日に行われた直近のプレシーズンマッチではエヴァートンに4-0で快勝して好仕上がりをアピールしており、久々の優勝に向けてサポーターの期待も高まっている。
開幕節に向けては、EUROとコパ・アメリカに参戦した一部選手が休養の影響で出遅れることに。エディンソン・カバーニのほか、ヴァラン、負傷中のマーカス・ラッシュフォードらが開幕に間に合わない見込みだ。9日にトレーニングに合流したサンチョについては実戦を経験していないため先発は厳しいとみられるものの、スールシャール監督はリーズ戦のスカッドに入る可能性を示唆。本拠地でデビューの可能性もありそうだ。
昨シーズン終盤戦を負傷により棒に振ることになり、公式戦36試合で7ゴールという結果に終わったマルシャル。その昨シーズン終盤戦にチームが不在の影響を感じさせなかったこと、また新たにサンチョが加入したことを考えれば、今シーズンはさらに厳しい立場にさらされることになる。カバーニ不在となる中で出場機会を得ることが予想されるが、スタートからハイパフォーマンスを見せて与えられたチャンスをモノにする必要がある。前線からの守備意識を含めて、“新たなマルシャル”を強調したい。
一方のリーズは昇格初年度となった昨シーズン、トップハーフの9位でシーズンを終えて残留。62得点を挙げたように、マルセロ・ビエルサ監督のチームらしい攻撃的なムービングフットボールを貫いた。
ビエルサ体制を継続させる今シーズンに向けては、レンタルで加入していた昨季に36試合で8ゴールをマークしたジャック・ハリソンの完全移籍での引き入れを決め、さらにバルセロナから左サイドバックのジュニオル・フィリポを推定1500万ユーロで獲得した。
8日に行われた直近のプレシーズンマッチでは、ヨーロッパリーグ王者のビジャレアルを相手に2-2の引き分け。昨季、オールド・トラフォードで真っ向勝負を挑んで2-6と惨敗した相手に対し、稀代の戦術家であるビエルサ監督がどのような戦法でリベンジを狙っていくか注目だ。
重要な開幕節、27歳とキャリア最盛期を迎えつつあるエースに注目だ。昨シーズンのプレミアリーグでは、38試合で17ゴール8アシストを記録するなど躍動。特に開幕から3試合連続でゴールを記録してチームに勢いをもたらしただけに、今季もスタートダッシュに期待がかかる。直前のビジャレアル戦でもゴールを記録し、仕上がりは上々の模様。ハリー・マグァイアとのマッチアップも見ものだ。
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