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ラ・リーガのテレビ放映権収入、レアル・マドリー&バルセロナはいずれも減収に…プレミアリーグには歯が立たず

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【欧州・海外サッカーニュース】ラ・リーガの放映権収入分配額が発表。

スペインプロリーグ機構ラ・リーガは22日、2024-25シーズンの同リーグのテレビ放映権収入分配額を発表した。

2015年のスポーツ法改定により、各クラブが個別に映像会社と契約を結ぶのではなく、リーグ全体で契約を結ぶことになったラ・リーガのテレビ放映権。2024-25シーズン、ラ・リーガ1部の分配額合計は13億5100万ユーロから12億9200万ユーロまで減少しており、それに伴い各クラブの収入も減ることになった。

ただしレアル・マドリーの収入は1億5900万ユーロから1億5700万ユーロと微減にとどまり、昨季最も放映権収入の恩恵を手にしたクラブとなった。その一方でバルセロナは、1億6200万ユーロから1億5600万ユーロの減収。本拠地カンプ・ノウの全面改修工事に伴いモンジュイックで試合を開催していた影響もあり、ラ・リーガで優勝を果たしたにもかかわらず放映権収入では2位に甘んじている。なおマドリーはラ・リーガの試合前のドレッシングルームの様子撮影、試合前後のインタビューなどをいずれも拒絶しており(すべて自クラブに権利があると主張してラ・リーガと対立)、それを受け入れていれば収入はさらに伸びていた。

3位はアトレティコ・マドリーで、1億817万ユーロの収入があった。スペイン3強はラ・リーガ1部の放映権総収入において、じつに35%をシェアしている。

ラ・リーガの放映権収入は2015年のスポーツ法改定後、50%を全クラブ均等に分配し、残りの50%を過去5年のスポーツ面の成績、チケット売り上げなどの社会的影響、テレビ放送への貢献度合いなどによって決定される。ラ・リーガ1部各クラブの放映権収入額は以下の通り。

1位レアル・マドリー 1億5700万ユーロ
2位バルセロナ 1億5600万ユーロ
3位アトレティコ・マドリー 1億817万ユーロ
4位 アスレティック・クラブ 7226万ユーロ
5位 レアル・ソシエダ 6780万ユーロ
6位 レアル・ベティス 6467万ユーロ
7位 セビージャ 6395万ユーロ
8位 ビジャレアル 5781万ユーロ
9位 ジローナ 5564万ユーロ
10位 バレンシア 5253万ユーロ
11位 オサスナ 4809万ユーロ
12位 セルタ 4577万ユーロ
13位 ヘタフェ 4546万ユーロ
14位 マジョルカ 4389万ユーロ
15位 アラベス 4346万ユーロ
16位 エスパニョール 4342万ユーロ
17位 ラージョ・バジェカーノ 4270万ユーロ
18位 バジャドリード 4153万ユーロ
19位 ラス・パルマス 4063万ユーロ
20位 レガネス 3993万ユーロ

なおプレミアリーグの2024-25シーズンのテレビ放映権収入は、プレミア1位リヴァプールが2億ユーロ、2位アーセナルが1億9600万ユーロ、3位マンチェスター・シティが1億8900万ユーロ、4位チェルシーが1億8700万ユーロ、5位ニューカッスルが1億6000万ユーロと続いていき、最下位のサウサンプトンでも1億2500万ユーロと1億ユーロ以上の収入を記録。片やレアル・マドリーとバルセロナは放映権が一括管理されて以降、収入が1000万ユーロしか伸びておらず、ラ・リーガは放映権収入の伸びが頭打ちになっている。マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が分配方法を決めているラ・リーガと真正面から対立し、欧州スーパーリーグを立ち上げようとしている要因の一つだ。