【欧州・海外サッカーニュース】UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地でインテルと対戦した。
現地時間9日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第6節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールは敵地ジュゼッペ・メアッツァでインテルと対戦した。
CL前節はPSV相手にホームのアンフィールドで4失点で敗れるなど、夏の大型補強とチーム成績が比例していないリヴァプール。スロット監督の解任論も囁かれる中、自身の3試合連続ベンチスタートに不満を漏らして物議を醸したサラーはメンバー外となり、コンディション不良の遠藤も招集メンバーから外れた。
一方、ラウタロ・マルティネス、テュラム、バレッラら盤石のメンバーが先発したインテルだが、開始11分にアクシデントが発生。チャルハノールが股関節を痛めて自ら交代を要請し、ジエリンスキが代わりに投入された。
29分にはエキティケがエリア内右に侵入して角度のない位置からシュートを放つと、GKゾマーがはじいてCKへと逃れた。するとエキティケと対峙していたアチェルビが右のハムストリングを痛めてピッチを後にし、代わりにビセックが出場。インテルは前半だけで2枚の交代枠を消費することとなってしまった。
すると直後の右CK、ソボスライのキックをゴール前でファン・ダイクとエキティケが味方同士で競り、こぼれ球をコナテが頭で押し込む。攻勢のリヴァプールが先制したかに思われたが、VARとオン・フィールド・レビューの結果、エキティケの手に当たっていたとしてゴール取り消しとなった。
ピンチをしのいだインテルは徐々に盛り返し、リヴァプールを押し込んでいく。迎えたアディショナルタイム、バストーニの左クロスをゴール前に走り込んだラウタロが合わせる。浅く合わせたヘディングがゴール右を捉えたが、これはGKアリソンが驚異的な反応で防いだ。
スコアレスのまま迎えた後半も、インテルのペースで試合が進む。ラウタロとテュラムにボールが収まるインテルに対し、リヴァプールはトップのイサクやエキティケになかなかボールが入らず、シュートまで持ち込むことができない。
リヴァプールは68分、イサクとゴメスを下げてヴィルツとブラッドリーを投入。流れを変えようと試みる。インテルも83分にテュラム、ムヒタリアン、ディマルコを下げてスシッチ、ボニー、カルロス・アウグストを投入し交代枠を使い切る。
すると迎えた85分、エリア内でヴィルツがバストーニにユニフォームを引っ張られ、VARとオン・フィールド・レビューの結果、リヴァプールにPKが与えられた。このPKをソボスライがゴール左へと沈め、リヴァプールが長かった均衡を破る。
アディショナルタイムの6分間で必死に攻めるインテルだが、守りを固めたリヴァプールから決定機を作り出すのは至難の業。最後までインテルにゴールを許さず、逃げ切ったリヴァプールが敵地で完封勝ちを収めた。
■試合結果
インテル 0-1 リヴァプール
■得点者
リヴァプール:ソボスライ(88分PK)