リヴァプールとマンチェスター・ユナイテッドが日本時間4月20日の4:00からアンフィールドで激突する。
1ポイント差で追う首位のマンチェスター・シティと対戦した前節は、2度にわたってリードを許すもディオゴ・ジョタ、サディオ・マネのゴールで追いついて2-2のドロー。リーグ連勝が「10」でストップしたものの敵地で最低限の結果を残し、1ポイント差を維持した。
また、チャンピオンズリーグ(CL)でベスト4入りした後、16日に行われた直近のFAカップ準決勝では、ローテーションしてきたマン・Cに対して前半で3点リードするなど、3-2で勝利。10年ぶりのFAカップ決勝進出を果たし、4冠への希望をつないでいる。
チーム状況では、足部を軽傷しているマネが万全のコンディションかが微妙なところだが、それ以外は概ね問題ないと考えられる。ユルゲン・クロップ監督は疲労度と調子を見極めて、多くの選択肢から先発メンバーを選ぶことができそうだ。
終盤戦、攻撃陣が絶好調のチームの中で、サラーだけが躍動感を欠いている状況。直近の公式戦6試合でノーゴールだけに、調子だけで見ればスタメン落ちしてもおかしくないが、ビッグマッチということもあり、ここでもスタートからピッチに立つだろう。逆転優勝、そしてイングランド史上初の4冠を達成するためには、最終盤でこの男が調子を再び上げることが必要不可欠になるはず。宿敵との対戦でキッカケを掴みたい。
対するマン・Uは前節、ホームでノリッジと対戦。7分、32分とクリスティアーノ・ロナウドのゴールで2点リードするも、52分までに追いつかれる嫌な展開に。それでも、76分に直接FKでC・ロナウドがハットトリックを達成し、エースの大活躍で3試合ぶりの白星を手にした。
また、アーセナルとトッテナムが共に敗れる波乱の節となったため、一度は絶望的と思われたTOP4フィニッシュに向けても再び光が見える状況に。とはいえ、今回のリヴァプール戦でポイントを落とせば、4位トッテナム(勝ち点57)、1試合未消化の6位アーセナル(勝ち点54)に対して、さらに不利な状況となるだろう。
さらに、この試合に向けてはエディンソン・カバーニとルーク・ショーに加えて、フレッジ、スコット・マクトミネイ、ラファエル・ヴァランらも負傷欠場見込みと、リヴァプールとは対照的に非常に厳しい台所事情となっている。そして、プライベートで辛い時期を過ごすC・ロナウドも欠場することが確認されている。
C・ロナウド欠場により、ラッシュフォードがスタメンに名を連ねる可能性が高くなった。今季は精彩を欠くパフォーマンスが続き、ジェイドン・サンチョだけでなくアントニー・エランガよりも序列が下がった。クラブの未来を象徴してきた生え抜きのストライカーとして、出場機会を与えられれば、ここは見せ場以上のパフォーマンスを見せたい。
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