【欧州・海外サッカー ニュース】ソシエダがヘタフェに劇的勝利。
9日のラ・リーガ第18節、レアル・ソシエダは敵地コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのヘタフェ戦を2-1で制した。日本代表MF久保建英は先発フル出場を果たし、今季3アシスト目を記録している。
マタラッツォ新監督の初陣となった前節、ホームでのアトレティコ・マドリー戦(1-1)では、手応えのある好パフォーマンスを見せたソシエダ。アシストを記録した久保は試合後、「監督はチームメートにタケにもっとボールを出すべきと言った」と語り、今後存在感をさらに増すことを予感させている。
そうして迎えたこのヘタフェ戦、マタラッツォ監督は中盤から前線にかけてはMF久保、トゥリエンテス、ソレール、ゲデス、FWブライス、オヤルサバルを起用。ブライスをトップ下とする4-2-3-1のシステムを起用している。
前半のソシエダはポゼッション率で圧倒しながらゴールを目指していく。だがヘタフェの守備は堅く(同チームは出場停止や怪我で純粋なセンターフォワードとセンターバックが誰もいない)、なかなかシュートチャンスを生み出すことはできない。久保も常時2枚のマークがつき、得意のドリブル突破は影を潜めている。
ソシエダは36分、前半唯一の枠内シュートで先制に成功した。中盤まで下がったオヤルサバルのスルーパスがイグレシアスに当たり、ペナルティーアークのブライスのもとへ。ブライスはこぼれてきたボールを左足で叩き、ネットに突き刺している。ブライスは今季ラ・リーガ4得点目。
スコアが動いた後にはヘタフェも前に出ざるを得なくなり、ソシエダはトランジションからの攻撃も仕掛けられるように。45分には右サイドでボールを持った久保が、ペナルティーエリア内でニョムに倒されたと主張したが、PKは取られなかった。前半はソシエらの1点リードで終了する。
後半、ソシエダは自陣でのアグレッシブな守備と速攻から追加点を狙う。久保もスペースを得たことで幾分かプレーしやすそうで、66分に途中出場バレネチェアのシュートをお膳立てしたり、直後にディエゴ・リコを股抜きでかわして右サイドを突破したりと、その能力の高さを誇示していた。
終盤、ソシエダは守備に力を割いたものの、90分にヘタフェの同点ゴールを許した。セットプレーの流れから、ペナルティーエリア内でルーズボールに反応したフアンミにシュートを決められている。
スコアをタイに戻されたソシエダは93分、久保が渾身のミドルシュートを放つも、ボールは枠の左へ。このまま試合は1-1で終了するかと思われたが、ドラマは最後に待っていた。96分に迎えた左コーナーキックの場面、キッカーの久保がファーにクロスを送ると、飛び出したGKソリアが触れなかったボールをアランブルがヘディングで枠内押し込んだ。久保は2試合連続アシストで、今季成績を2得点3アシストとしている。
試合はそのまま終了のホイッスルが吹かれ、ソシエダがマタラッツォ監督体制2試合目にして初勝利を飾った。6試合ぶり白星の同チームは、暫定で10位に順位を上げた。