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久保建英も好例に?レアル・マドリー、若手育成戦略の変更で294億円を“獲得”と西紙指摘「驚異的な成功」

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【欧州・海外サッカー ニュース&移籍情報】レアル・マドリー(ラ・リーガ)の若手育成戦略について、スペイン『as』が分析している。

レアル・マドリーは、近年の若手育成戦略で1億6000万ユーロ(約294億円)もの“成功”を収めているようだ。

史上最多15回の欧州制覇を誇り、移籍市場でもキリアン・エンバペをフリーで獲得、若きヴィニシウス・ジュニオールに高額な移籍金を支払うなど、マーケットにおいて強力な立場を築くレアル・マドリー。そして『as』によると、近年は若手選手の育成戦略を変更している模様。育成組織出身の選手を単純なレンタルで放出するのではなく、50%の権利を売却し、将来的な買い戻し権か売却益の半分を得る権利を保有する方向へシフトしているという。

そして、この強化戦略は「驚異的な成功」を収めているようだ。『as』は「移籍先のクラブは1シーズン以上保有できるため、育成に深く関与できる」とメリットを紹介。そして現在、レアル・マドリーはこの方法で約10選手をモニタリングしているという。

その好例となるのが、コモで活躍するアルゼンチン代表MFニコ・パス。『Transfermarkt』のデータでは、2024年夏に移籍した際の市場価値が1000万ユーロ(約18億円)だったものの、現在は6500万ユーロ(約120億円)まで跳ね上がっているとのこと。また、同じくコモに所属するハコボ・ラモンも100万ユーロ(約1.8億円)から1800万ユーロ(約33億円)まで上昇したようだ。

さらに「レアル・マドリーは昨年夏に移籍した選手だけをチェックしているわけではない」とし、「最も顕著なケース」として日本代表MF久保建英の状況に注目。2022年にレアル・ソシエダへと完全移籍した久保建英だが、移籍した当時の市場価値は3000万ユーロ(約55億円)だったものの、一時は6000万ユーロ(約110億円)まで浮上したことを紹介している(最新のアップデートでは3000万ユーロに)。

こうした若手選手の育成戦略の変更により、レアル・マドリーは1億6000万ユーロもの純利益を上げているとのこと。『as』は、来夏決定的とされるニコ・パスの買い戻しを安価で実現できるだけでなく、再売却の度に移籍金の半分を得られることで他の選手の獲得に回せる資金も確保できているため、クラブにとって「非常に大きな利益をもたらしている」と分析している。