ウィダード ACの得点者:カッシウス・マイルラ(4分)
アル・アインFCの得点者:コジョ・ラバ(45分 PK)、カク(50分)
アル・アインFCはFIFAクラブワールドカップ2025の最終戦で、先制を許しながらも逆転勝利を収めたアル・アインFCが、グループステージ最終戦で有終の美を飾った。舞台は米国の首都ワシントンD.C.。すでに両チームとも決勝トーナメント進出の可能性は消えていたものの、ここまで積み上げてきた戦いへの誇り、そして勝利によってクラブワールドカップの歴史にその名を刻むという強い意志が、両者のモチベーションとなった。
試合は立ち上がり、ウィダード ACが積極的な攻撃からわずか4分、見事な連係から先制点が生まれる。右サイドを崩して中央に折り返されると、カッシウス・マイルラが強烈な一撃をゴール右上隅に突き刺し、ゲームを動かす。
一方のアル・アインは前半こそスロースタートだったが、徐々にリズムをつかみ始め、35分にはコジョ・ラバがネットを揺らすも、わずかにオフサイドと判定され得点とはならなかった。
それでもラバは諦めなかった。前半アディショナルタイム、アディス・ヤシッチがアイユブ・ブーシェタに倒されてPKを獲得。VARチェックの末に得たこのチャンスを、ラバが冷静にゴール左へ流し込み、同点に追いついた。相手GKの逆を突く落ち着いたフィニッシュだった。
後半開始早々の50分、ついに試合を決定づける一撃が生まれる。敵陣ペナルティエリア内でボールを奪ったラバは、すぐさまマティアス・パラシオスとパス交換。そこからボールはカクへ渡り、パラグアイ代表MFが左足で鮮やかなカーブを描いたシュートをゴール右隅に突き刺した。
この結果、グループGはマンチェスター・シティが3戦全勝で首位通過を果たし、ユヴェントスが2位でラウンド16進出を決めた。アル・アインFCは最終戦で初勝利を挙げたものの3位で大会を終え、ウィダード ACは勝ち点を得ることができず、悔しい最下位フィニッシュとなった。
試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、アル・アインの選手たちは互いに抱き合い、最後の一戦を勝利で終えたことに満足げな表情を浮かべた。グループ突破こそ叶わなかったが、クラブのプライドとサポーターの声援に応える堂々たるパフォーマンスで大会を締めくくった。一方のウィダード ACにとっても、敗戦とはいえ、序盤の見事な先制ゴールと持ち味を随所に発揮した試合内容は、今後への確かな手応えとなった。
「まず1勝できたこと、そして選手たちがとても良いパフォーマンスを見せてくれたことに満足しています。試合に向けて準備してきたことの多くをピッチで実行してくれましたし、この勝利を彼らに祝福したいと思います」
「早い時間に失点し、さらにポスト直撃の場面もあり、立ち上がりは非常に難しい時間帯でした。それでも、時間が経つにつれてコンパクトになり、自分たちのプレーができるようになっていきました。そこに幸運なPKも加わり、試合に戻ることができました。後半はもっと得点できたと思っています。2、3回は決定機を逃してしまいましたから」
アル・アイン監督ウラジミール・イヴィッチ
コジョ・ラバ(アル・アイン)