ボルシア・メンヒェングラットバッハの日本代表DF板倉滉を巡る争奪戦は、さらに激化しつつあるようだ。ドイツ誌『キッカー』が報じている。
現在28歳の板倉は、2022年夏の加入以来、ボルシアMGで不動のレギュラーとして活躍。クラブとの現行契約は2026年までとなっており、延長オファーを断っていたことから、今夏の移籍はほぼ決定的と見られており、ドイツ国内外の複数クラブが関心を示しているという。
そうした中、『キッカー』は新たな情報を報道。これまでに、アヤックスとフェイエノールトというオランダの2クラブから、移籍金1000万ユーロ(約17億1000万円)の正式なオファーが届いているが、ボルシアMGは最低でも1200万ユーロ(約20億5000万円)を求めており、これらのオファーを拒否したという。
一方、先日にはフィオレンティーナが、移籍金1100万ユーロ+ボーナス200万ユーロ(約18億8000万円+約3億4000万円)のオファーを準備中と報じられたが、同誌によれば、ここに来てさらにセリエAの他クラブからの関心も高まっているという。トリノが争奪戦に加わる可能性も指摘されている。
また、以前は獲得にやや消極的と伝えられていたフランクフルトも、依然として板倉の獲得をあきらめていない模様。『キッカー』は「アイントラハト・フランクフルトも、この日本人選手を巡るレースから完全に撤退していない」と伝えている。
なお、板倉はすでにアヤックスと条件面で個人合意に至ったとも報じられている。しかし、他クラブがさらに好条件の契約を提示する可能性もあり、今後の展開が注目される。