「彼はモンスターであり、生まれついてのリーダーであり、とてつもない選手。ピッチ上の監督、真のキャプテンだ」。チアゴ・シウバという選手がピッチ上のみならずピッチ外でも持つ重要性を理解するためには、フルミネンセを率いるレナト・ガウショ監督のこの言葉だけで十分だろう。
アル・ヒラルを2-1で撃破したFIFAクラブワールドカップ2025準々決勝の試合で、このブラジル人ディフェンダーはまたしてもピッチ内で最高の選手だった。もはや若くはないが、守備陣で圧倒的な存在感を放っていた。むしろ長年にわたって積み重ねてきた経験こそが、チアゴ・シウバが今でも人々を驚かせ続けている理由だろう。
人生にもスポーツにも、後悔は何もない。アル・ヒラルを倒した戦いの跡がはっきりと刻まれた表情で、チアゴ・シウバはFIFAクラブワールドカップ2025準決勝進出を成し遂げた思いをFIFAに語った。
「今日の勝利をとても嬉しく思う。この試合を終えて、みんな同じ思いだろう。このワールドカップで勝ち進み、準決勝を戦えるのはとても重要なことだ。これからしっかりと休まなければならない。相手がどこであれ準決勝はとても難しい試合になるだろう。パルメイラスもチェルシーも良いサッカーをしている」
「この試合に向けた準備は簡単ではなかった。相手は経済的な面で大きな投資を行ってきたチームだ。だがこちらはピッチ上でより強い気持ちを見せ、自分たちが素晴らしいチームであること、非常に団結したグループであることを見せられた」
ブラジル人ディフェンダーがチームメイトにもそれ以外の人々にも伝えようとしたメッセージは、人生の指針として非常に心を打つものだった。
「今日はチームに向けてあまり何も言わなかった。いつもインテル戦のように話をするわけではない。非常に個人的なことだったので、あの場面でああいうことを言うべきかどうかはわからなかった。ずっと自分で抱えていたことなので簡単ではなかったが、うまくいったと思う」
「何も心の中に残す必要はないといつも言っている。友人であれ家族であれ、思いを伝えればいい。時間が過ぎてしまって、したいことがもうできなくなってしまうこともある。ディオゴ・ジョタのことを聞いたとき、最初に考えたのはそのことだった。明日というものは存在しない。何かしたいのならするべきだ。それから何が起こったとしても、自分自身で納得できる」
スポーツだけには限らない、明確なメッセージだ。