ラツィオのファンが全幅の信頼を寄せるセナド・ルリッチは、キャプテンとしてチームをまとめる文字通りの大黒柱だ。
生まれは旧ユーゴスラビアのモスタルだが、幼少期にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の戦火から逃れるためにスイスに移住。移住先のクラブで本格的にサッカーを始め、2003年に17歳の若さでプロデビューを果たした。
小さくない脚光を浴びたのは2011-12シーズン。ヤングボーイズの一員として参加したチャンピオンズリーグのプレーオフで、イングランドの強豪トッテナムからゴールを奪うと、同シーズンのヨーロッパリーグで2ゴールを記録したのだ。こうした活躍を評価され、12年夏にラツィオへのステップアップ移籍が実現した。
4大リーグ初挑戦だったが、加入初年度からレギュラーの座を掴む。そして宿敵ローマとのダービーマッチとなった2012-13シーズンのコッパイタリア決勝で、優勝を決める値千金のゴールを決め、ラツィアーレから英雄視される存在となった。このゴールは後にファンの投票により”2010年代最高のゴール”として表彰された。
ミランに移籍したルーカス・ビリアの後を受け、2017年からはキャプテンの重責を担っている。2019-20シーズン終了時点で積み重ねた公式戦351試合出場は、クラブ史上5番目に多い数字だ。34歳となった現在も、レギュラーとしての地位を固めるルリッチはどこまで出場試合数を伸ばせるだろうか。
3-5-2が基本システムのラツィオでは左ウイングバックとしてプレー。持ち味のドリブルで左サイドから中央へと切り込み、チャンスを演出する。攻撃センスの他に運動量にも定評があり、左サイドの幅広いエリアをカバーする。また、若手顔負けの熱い一面も持ち合わせ、気迫のこもったプレーが災いして警告を受けることもしばしば。
セナド・ルリッチ/Senad LULIC
1986年1月18日生まれ(34歳) 183cm・75kg 利き足:右
| シーズン | 所属クラブ | 出場・得点 |
| 2003-04 | クール97 | 1試合・0得点 |
| 2004-05 | クール97 | 0試合・0得点 |
| 2005-06 | クール97 | 1試合・1得点 |
| 2006-07 | ACベッリンツォーナ | 30試合・3得点 |
| 2007-08 | ACベッリンツォーナ | 33試合・10得点 |
| 2008-09 | グラスホッパーズ | 26試合・3得点 |
| 2009-10 | グラスホッパーズ | 15試合・3得点 |
| 2010-11 | ヤングボーイズ | 31試合・6得点 |
| 2011-12 | ラツィオ | 27試合・4得点 |
| 2012-13 | ラツィオ | 33試合・1得点 |
| 2013-14 | ラツィオ | 30試合・7得点 |
| 2014-15 | ラツィオ | 25試合・3得点 |
| 2015-16 | ラツィオ | 30試合・3得点 |
| 2016-17 | ラツィオ | 31試合・3得点 |
| 2017-18 | ラツィオ | 35試合・3得点 |
| 2018-19 | ラツィオ | 35試合・4得点 |
| 2019-20 | ラツィオ | 20試合・0得点 |
| 2020-21 | ラツィオ | 2試合・0得点 |
※データはすべて国内リーグ(2021年2月16日現在)
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