2025年のプロ野球シーズンがいよいよ開幕。DAZNでは「#オレをみろ」を今季のテーマに掲げ、選手一人ひとりに注目した動画「1分ストーリーズ」を用意した。プロ野球を描き続ける11球団それぞれの“推し”ライターが、各チームにおける今シーズン注目の5選手を「オレをみろ」のテーマでコラム計55本を執筆。その世界観を音と映像で表現する。ナレーションには元MOROHAのアフロ氏を起用。選手たちをより深く知るためのエピソードを、かつてない世界観で体感できる試みとなる。DAZN Newsではその元になったコラムを3月17日から順次公開する。2025年シーズン、誰を推すか準備はできているか? 迷っても、迷わなくても「オレをみろ」。
「もう、どうしていいかわからない」「僕はクビ寸前だった」――。
崖っぷちから蘇った巨砲、細川成也。
【動画はこちら】#オレをみろ「すべてが血となり肉となる」【中日|細川成也】
野球人生を変えた2022年の現役ドラフト。ドラゴンズに入団後、最後のチャンスだと思って死に物狂いで練習した。監督やコーチのアドバイスにも素直に耳を傾けた。負けるんじゃねぇぞ。どんな逆境でも自分に言い聞かせて、ひたむきにバットを振った。
移籍1年目、大砲がついに覚醒する。6年で6本塁打だった男が、チームトップの24本塁打を放った。
「本当にドラゴンズに来て、僕は良かったなって」
しかし、2024年は開幕から苦しんだ。暗闇でもがき続けた。光が差し込んだのは4月2日、巨人戦。18打席ノーヒットで迎えた延長11回。完璧な一打だった。チームに初勝利をもたらす自身初のサヨナラホームラン。努力は嘘をつかない。
よく食べる。肉なら1キロは軽い。大盛りのごはんを3杯。それぞれ生卵を3つ入れる。謙虚で真面目。ノートによる振り返りは欠かさない。練習の虫、努力の鬼、大盛りのごはん。すべてが細川の血となり肉となる。
チーム唯一の全試合スタメン出場、初めてベストナインにも輝いた。いまや誰もが認めるドラゴンズの主軸打者だ。細川のいないドラゴンズは考えられない。
だけど、決して大言壮語はしない。まだまだ道の途中。謙虚で真面目な努力家が、主砲としてドラゴンズを引っ張っていく。
文=大山くまお

プロ野球を観るならDAZNの野球専用プラン『DAZN BASEBALL』がおすすめだ。
月々2,300円(年間27,600円を「年間プラン・月々払い」のみでのご提供)で、プロ野球コンテンツを豊富に楽しめる専用プラン(年間プラン・月々払いのみでの提供)となっている。※広島主催試合は配信なし
そして、2月1日(土)~4月14日(月)にかけては新たなシーズンの始まりを記念する初月無料キャンペーンを実施。期間中に加入すれば年間25,300円(税込)と、通常の年間27,600円(税込)から2,300円引きとなる。