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振り逃げはいつからある? 歴史とプロ野球OBが見る現役選手の“意識変化”

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「振り逃げ」の歴史に迫る

 パーソル パ・リーグTV公式YouTubeにて、野球界の常識をアップデートする番組「P’s UPDATE」が公開されている。29日の配信テーマは「振り逃げの正体」。中日OBの荒木雅博氏、ロッテのコーチに就任した西岡剛氏、元NPB審判員の坂井遼太郎氏をゲストに迎え「振り逃げ」について深堀りしている。

 振り逃げとは「走者が一塁にいない、または2アウトのときに捕手が第3ストライクと宣告された投球を捕らえなかった場合に、打者は走者となる」というルール。プロ野球でも見かけることのあるプレーとなっている。

 振り逃げの経験はあまりないという荒木氏と西岡氏。荒木氏は「ワンバウンドしたボールを空振りして、ファーストに走っている人はあんまりいなかった」とする一方で、今の選手は走る選手の方が多いと証言。西岡氏も変化について同意し「プレーが終わるまで完結する」指導が一因ではないかと推測した。

 坂井氏が調べたところによると、振り逃げの歴史は野球の始まり、19世紀までさかのぼる。1800年代前半の野球が始まった当初にも「三振のボールを撮れなかった場合、走者はアウトにならない」といった振り逃げに近いルールがあったようだ。ただ当時は統一されたルールはなく、ローカルルールが点在していた形。明確なルールとなったのは1845年のことだ。

 その年に現代野球の原型とされる「ニッカーボッカー・ルール」が定められ、その中で三振のボールは捕手が捕ったらアウト、というルールが明文化。時代が進むにつれルールは細かく変化し、現在の形となった。今では1000個以上のルールが定められているが、「振り逃げ」に関するルールは長い歴史があることがわかる。(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)