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見逃さなかった一瞬の浮き 鈴木愛“完全復活”のきっかけ | JLPGAツアー

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見逃さなかった一瞬の浮き 鈴木愛“完全復活”のきっかけ | JLPGAツアーDAZN
【JLPGAツアー】シーズン序盤に2週連続優勝と完全復活を印象付けた鈴木愛。低迷期から脱却をした裏にはトレーナーとの二人三脚があった。
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東京都港区大門にあるトレーニングスタジオ。ゴルフ練習打席にある画面を凝視した工藤健正トレーナーは、わずかな動きを見逃さなかった。「愛ちゃん、トップから切り返しの瞬間に右足のつま先が一瞬だけ浮いている。この動きは、意識してやっているの?」。クラブを置いた鈴木愛が、首を傾げた。「うーん、無意識ですね」――

ちょうど1年前ごろのやりとりだ。当時の鈴木は、左に切られたピンに対して、左サイドへ外してしまうミスを課題に感じていた。練習打席には正面や後ろと複数の角度からの映像が見られ、すべての映像で右足の浮きが確認できた。「左へのミスは、この動きが原因しているかもな」。工藤トレーナーはそう思った。

スタジオ内に併設する治療室で工藤トレーナーが鈴木の身体をケアすると右腿の外側に張りを感じた。「鈴木選手はスイング時の体重移動が大きい選手。(クラブが)クローズの状態で球をインパクトする瞬間に左に球を曲げるのを嫌がるため、右足に体重を少し乗せてしまっていたのでは?それが原因でむしろ左へのミスを生む。そして右足の外側に張りが出ているのではないだろうか、と思ったんです」

2017,19年賞金女王の鈴木愛をサポートする工藤トレーナーは、かつて諸見里しのぶや宮里美香らの全盛期を支えた。宮里と米ツアーを転戦した縁で、当時世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)にもサポートを依頼されケアを行うほど、米女子ツアーでは名が知られたトレーナーだ。

そんな工藤トレーナーに鈴木がケアを依頼したのはコロナ前。当時はひざの状態が芳しくなく、万全なフィジカルに整えることが喫緊の課題だった。しかしコロナウイルスが蔓延しツアー会場へのトレーナーの帯同は禁じられた。ステイホームの時期でモチベーションの維持が難しくなり、鈴木の成績はキャリアハイの数字を残した19年を最後に下降線に入っていた。

しかし周囲の支えをきっかけに、復活を目指し工藤トレーナーとフィジカルの見直しに励むようになった。渡されたトレーニングメニューを遠征先でこなし、まずはひざの痛みが出ない状態にした。そして昨季の8月「北海道meijiカップ」で復活を感じさせる1勝をマーク。「ひざの痛みが出なくなりはじめて本格的にトレーニングを開始した時期だったんです」と工藤トレーナー。ちょうど冒頭のやりとりは、復活優勝を重ねたタイミングと重なるのだという。

クセになった右足の浮きは、すぐに解消するほど簡単なものではない。右足の張りをケアすれば直後にスイングは改善されたという。しかし毎週のように試合が続く女子ツアーで、身体の動きを改善しないと根本的な解決とは言えなかった。

「ケアだけではなく、しっかりトレーニングをして(足が浮く)課題を解決しないといけなかった。その課題にガッツリ対策をするのが今オフ、と鈴木選手と話していたんです。ちょうど去年の1勝で、トレーニングをすれば結果は出ると鈴木選手もわかってくれていました」(工藤トレーナー)

一流選手である鈴木は、自身のスイングのことは誰よりも理解している。工藤トレーナーは「スイングに直結するトレーニングを行なって、それを繋いでいくというイメージ」とオフの身体作りを振り返る。大門パフォーマンススタジオで週に4日程度のトレーニングを行い、右足の浮きは改善。体重移動はスムーズになった。

「鈴木選手の場合は体幹トレーニングをやったわけでもなく、上半身と下半身と体幹が連動するような動きをやったりしたんです。人によって課題は違うため、やるべきことは異なります。ただ、ミスや課題と言ってもゴルフの場合は、どこでエラーが出ているかわからない。クラブなのか、身体なのか、スイングなのか。(大門の)スタジオにはスイング解析も治療室も工房がある。だから身体の張りなどをケアして、すぐ打ってもらうことができました。ケアからすぐに球を打つ、という流れで鈴木選手の課題もチェックできました」

現在の鈴木のスイングは「真っ直ぐ上げて真っ直ぐ戻ってくるようなスイングになっている」という。開幕から2週連続優勝を果たした後の前週「アクサレディス」では無念の予選落ちに終わったが、メルセデスランキングはトップを走る。精度が増したショット力に加えて、武器であるパッティングは健在だ。完全復活を遂げた元女王は、今季のタイトル争いをリードする存在になる。

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