ラ・リーガ最少失点(21)を誇るレアル・マドリードが、アトレティコ・マドリードに次いで3番目に失点の少ないアスレティック・ビルバオ(28失点)のホームに乗り込む。3シーズンぶりの優勝を目指す首位チームは、欧州カップ戦の出場権を争う好チームを相手に勝利を挙げられるか。
チームの舵を取るベテランMFベニャ・エチェバリアが2月から負傷離脱しているが、ベンチにまで実力のあるタレントを揃える選手層や堅守を武器に、安定感のある戦いを続けているビルバオ。特に再開後は6試合3勝2分け1敗の好成績を収めており、1敗もバルセロナ相手に喫したものに過ぎない。
ラ・リーガでは5、6位がUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権、4位以上がUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を得られるが、8位ビルバオと6位ヘタフェ(勝ち点52)の勝ち点差は「4」、4位セビージャ(勝ち点57)との勝ち点差は「9」とやや開きがある。欧州カップ戦への切符を手にするためには、長所の守備力を発揮し、今回のような難易度の高い一戦でも勝ち点1以上を手中に収めたい。
ビルバオの注目選手は2戦連続ゴール中、ここ9試合では7ゴールを奪って今シーズンのリーグ戦得点数を「13」に伸ばしているラウール・ガルシアだ。攻撃能力の高さから年々ポジションを前に移しているスペイン人アタッカーは、司令塔もこなせるだけのテクニックを有しながら、溢れる闘志を前面に出して積極的にゴールに迫っていく。少ない手数で攻撃を完結させることが求められるレアル・マドリード戦では、この選手の直線的な動きが功を奏するかもしれない。
優勝を争う2位バルセロナがピリッとしない事実がクローズアップされがちだが、称賛すべきはレアル・マドリードの選手たちが中断明けから異次元なまでにコンディションを上げていること。真のプロフェッショナルたちが中断期間中にしっかりと自身を律したことはもとより、強豪の宿命である過密日程からしばしの間解放されたことで、それぞれが少なくとも肉体面の疲労を取り除くことに成功した。
ビルバオ戦を終えれば、残りの4試合はほとんどが中・下位に沈むチームが相手となる。ライバルのバルセロナにプレッシャーを与えるためにも、今季サン・マメスで9失点しか喫していないビルバオを相手に素晴らしい結果を残したい。
ベンゼマはいわゆる“ビルバオキラー”だ。このバスクの雄からキャリア通算11ゴールを奪っている(グラナダと並んで自己最多)。しかもフル稼働による蓄積疲労を感じさせるどころか、日に日に調子を上げ、第32節のエスパニョール戦では「今シーズンのベストプレー」とも称えられるヒールアシストでカゼミーロの決勝点をお膳立てした。ストライカーとしての旬を迎えている男は、ビルバオの堅牢をこじ開けられるか。
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