アトレティコ・マドリードが日本時間9日のラ・リーガ第35節でレアル・マドリードを本拠地ワンダ・メトロポリターノに迎える。
アトレティコは前節、アトレティック・クルブと対戦して0-2で敗戦。前半早々にオウンゴールで失点すると、後半にも序盤に相手エースFWイニャキ・ウィリアムズに加点される失意の結果となった。
ここ4試合で1勝1分け2敗と下降気味の4位アトレティコと、5位べティスの勝ち点差はわずかに「3」。べティスとの直接対決ではダブルを果たしているものの、今節含む残り4試合の相手はレアル・マドリード、セビージャ、レアル・ソシエダという強敵揃いだ。
UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)を念頭に置いてもすべてが決勝戦となるが、今節は特に“マドリード・ダービー”というプライドもかかる一戦。敵地では0-2の敗戦を喫したが、ホームでリベンジを果たせるのだろうか。
ここ4試合中、勝ち点を落とした3試合が無得点と攻撃力の低下が不調につながっていることは明白なアトレティコ。スアレスは11得点でアンヘル・コレアと並んでチームトップのゴール数を誇るが、最後にネットを揺らしたのは4月初めだ。レアル・マドリードとのリーグ戦ではバルセロナ時代から通じて14試合10ゴール3アシストと決定的な役割を果たし続けており、今節も期待がかかる。
レアル・マドリードは前節、エスパニョールに4-0で完勝してラ・リーガ制覇を達成。ロドリゴの2発やカリム・ベンゼマ、マルコ・アセンシオが得点し、攻撃のタレントが力を見せつけた。
さらに、ミッドウィークのUCL準決勝セカンドレグではマンチェスター・シティを相手に奇跡の逆転劇を披露。延長戦までもつれ込んだが、クラブが培ってきた精神と歴史の重みを感じさせる戦いぶりで、不可能などないことを証明して見せた。
過密日程となる今節、ラ・リーガ王者として臨む最初の一戦ではアトレティコとのダービーを戦う。相手がパシージョ(花道)を実施しないと表明済みだが、抗いようのない結果をもって敵地の観衆を脱帽させることを目指す。
ラ・リーガ制覇を決めた一戦でも決定的な役割を果たしたロドリゴは、マンチェスター・C戦でも90分を過ぎてから2得点を記録する大立ち回り。ただでさえ華々しい公式戦2試合連続2得点という数字以上に重要な活躍、このダービーでも勝利に導くことができれば、既に歴史に刻まれているエピソードにさらに1ページが加わることになるだろう。
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