プレミアリーグ第21節、勝ち点34で5位につけるウェストハムと、勝ち点37で4位に位置するリヴァプールが現地時間31日に相まみえる。
デイヴィッド・モイーズ体制2年目のウェストハムは今季ここまで50%の勝率を記録しており、チャンピオンズリーグ出場権も狙える5位という好位置で後半戦を迎えている。
26日に行われた前節のクリスタルパレス戦では開始早々にウィルフリッド・ザハにゴールを許すも、9分と25分にトマーシュ・ソーチェクが決めて逆転。後半にCKからクレイグ・ドーソンが3点目を挙げると、反撃を1点で凌いで3-2と競り勝った。
フィジカルとセットプレーを武器に勝ち点を積み重ねているチームは、クリスタルパレス戦での勝利で公式戦6連勝に。今季アンフィールドでのファーストマッチは1-2で逆転負けを喫したが、今回の一戦は中2日の相手に対して中4日と日程面でも有利。好調の勢いそのままに、ここで王者に対してアップセットを成し遂げたい。
昨冬のレンタル加入から昨夏に完全移籍でハマーズの一員となったチェコ代表MFは今季、ここまでのリーグ戦20試合で7ゴールをマーク。190センチを超える長身を活かし、セットプレー時に攻守において存在感を発揮している。流れの中でもタイトな守備と機を見た攻め上がりでチームのアクセントとなっており、前節で2ゴールを挙げたようにコンディションも最高潮だ。
一方のリヴァプールは、28日に行われた前節でトッテナムと対戦。リーグ戦5試合未勝利で心配されたチームだが、この一戦では攻撃陣が気を吐いた。前半アディショナルタイムにロベルト・フィルミーノのゴールで先制すると、後半立ち上がりにトレント・アレクサンダー=アーノルドが加点。その後、1点を返されるも、65分にサディオ・マネが今季リーグ戦7得点目を挙げ、3-1で勝利した。
ビッグマッチでのリーグ6試合ぶりの勝利を転機にしたいチームだが、引き続き懸念は残る。長期離脱中のフィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスはもちろん、トッテナム戦ではハーフタイムにジョエル・マティップが交代。ファビーニョもこの一戦を欠場しており、センターバックが危機的状況だ。引き続きジョーダン・ヘンダーソンとナサニエル・フィリップスがコンビを組む可能性もあるが、フィジカルと空中戦を前面に押し出してくるウェストハムが相手だけに不安が残る。
マイケル・アントニオやソーチェクといった強靭なフィジカルを誇る相手に対してヘンダーソンがパワー勝負で劣勢となることは確実。高さという点においては十分に好勝負できるナサニエル・フィリップスがいかに最終ラインのウィークポイントを露呈させないよう、ウェストハム攻撃陣に対応し続けられるかが試合のカギを握るはずだ。
DAZNなら好きなスポーツをいつでも、どこでもライブ中継&見逃し配信!今すぐ下の記事をチェックしよう。