勝ち点49で6位のトッテナムと、勝ち点60で2位につけるマンチェスター・ユナイテッドが現地時間11日(日本時間12日0:30)にトッテナム・ホットスパースタジアムで対戦する。
トッテナムはインターナショナルマッチウィーク明けの前節、アウェーでニューカッスルと対戦。28分に先制を許したチームは、直後にエースのハリー・ケインが同点弾を記録する。さらに34分にもケインが今季得点ランキング首位に立つ19ゴール目を挙げて逆転したが、終盤の85分に失点。2-2のドローに終わり、暫定4位に立つチャンスを逃した。
3月にヨーロッパリーグ(EL)で敗退したトッテナムとしては、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権を得るためには、リーグ戦4位以内フィニッシュが必須。現在4位のウェストハム(勝ち点52)以下、チェルシー(勝ち点51)、トッテナム(勝ち点49)、リヴァプール(勝ち点49)、エヴァートン(1試合未消化、勝ち点47)と5ポイント差に5チームがひしめく大混戦を考えれば、ホームのここはマン・U相手でも3ポイントが欲しいところ。ジョゼ・モウリーニョ監督の古巣対決でもある一戦で勝利を掴めるか。
前節はさすがの決定力を見せつけて2ゴールを挙げ、得点ランキングトップに立ったケイン。全盛期を迎える27歳は、今季のCL出場権を逃せば移籍の可能性が高くなると、その去就が取りざたされている。自らの手で愛するチームを押し上げるパフォーマンスを引き続き見せたいところ。前節の途中出場で負傷からの復帰を果たしたソン・フンミンも先発に戻ってくることが濃厚で、相棒との好連係にも期待だ。
一方のマン・Uは前節、ホームにブライトンを迎えた。早々にダニー・ウェルベックの古巣恩返し弾を浴びたチームだが、後半にマーカス・ラッシュフォードとメイソン・グリーンウッドがネットを揺らして逆転勝利。しっかりと2位の座を堅持した。
また、木曜日にはEL準々決勝ファーストレグでグラナダと対戦し、ラッシュフォードとブルーノ・フェルナンデスのPKにより、2-0で先勝。ホームでのセカンドレグを前に、大きなアドバンテージを手にした。
チームは、引き続きアントニー・マルシャルと新型コロナウイルス陽性のエリック・バイリーが欠場見込み。また、グラナダ戦を途中交代したラッシュフォードも足を軽く痛めており、ここは無理をさせず、先発を回避させる可能性がありそうだ。
4位以内フィニッシュに向けては安全圏にいると言えるチームだが、残り8試合となった中で2位以上を確保し続けるためにも、現在10試合負けなしとしている記録を伸ばしていきたい。
守護神の座を奪いつつあるイングランド代表GKに注目だ。ポジション争い中のデ・ヘアが3月にパートナーとの第一子誕生に伴ってスペインに帰国してから、そのままファーストチョイスに。そのデ・ヘアはグラナダ戦で久々にゴールマウスを守り、好パフォーマンスを披露した。ユース時代から在籍するメガクラブの守護神の座を確固たるものにするためにも、ここが正念場。このビッグマッチでハイパフォーマンスを披露し、改めて存在感を示したい。
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