インターナショナルマッチウィークが明け、約2週間ぶりに戻って来たラ・リーガ。再開となる第10節では、ビジャレアルとレアル・マドリードによる注目の上位対決が行われる。
第3節でバルセロナに完敗(0-4)して以降、リーグ戦では6試合負けなし。4勝2分けと絶好調で、ついに2位にまで浮上したビジャレアル。ウナイ・エメリ監督体制で徐々にチームも馴染んできており、直近ではトップ4フィニッシュも十分に考えられる内容の戦いを見せている。
シーズン序盤は4-4-2でスタートしたが、バルセロナ戦以降は基本システムを4-3-3に変更。この変更によって選手間の距離が近くなってポゼッションが安定すると、ポジション移動も頻繁に行えるためにフィニッシュフェーズでのクオリティが向上した。負けなしの直近6試合では、第5節アトレティコ・マドリード戦(0-0)を除き5試合で相手よりポゼッション率で上回っており、ボールを持って主導権を握るエメリ監督のスタイルが浸透してきていることがスタッツにも表れている。
レアル・マドリード戦は厳しい戦いになることも予想されるが、ホームゲームにめっぽう強いエメリ監督が引いて守ることは考えにくい。直近の試合で見せていた4-3-3を基本にハイプレス&丁寧なポゼッションを狙う攻撃的なスタイルで、王者を迎えることになるだろう。上位進出を狙うビジャレアル。今シーズンの試金石となる大一番だ。
ジェラール・モレノ負傷中は公式戦4試合連続で先発出場の機会を得て、ヨーロッパリーグ3試合では1ゴール3アシストと結果を残していた久保。しかしエースに復帰に伴い、再びベンチに座る状況が続いている。現在のチームでG・モレノとパコ・アルカセルは欠かせないため、攻撃的ポジションで空いているのは左サイドのみ。得意とするサイドとは逆であるが、ここで活路を見出さなければレギュラー獲得は遠い目標となる。エメリ監督は「久保には進むべき道がある」とし、焦らすことなくゆっくりと成長を促しているが、先発・途中出場に関わらず、所属元相手に結果を残してアピールしたいところだ。
GK:アセンホ
DF:ガスパール、アルビオル、P・トーレス、ペドラサ
MF:パレホ、イボーラ、トリゲロス
FW:G・モレノ、アルカセル、ゴメス
第7節で宿敵バルセロナ相手に3-1と勝利したものの、今一つ波に乗れないレアル・マドリード。続くウエスカ戦は今季初の4得点で快勝したが、前節バレンシア戦では安易なミスから3度もPKを献上するなど、良いところなく1-4で完敗。スペインメディアからはジネディーヌ・ジダン監督の手腕や選手へ疑問の声が上がっており、プレッシャーのかかる中で上位対決に挑む。
さらに負傷者も続出中。代表戦でセルヒオ・ラモス、ラファエル・ヴァランとレギュラーCBが負傷を抱え、この一戦の出場は難しいと見られている。エデル・ミリトンは新型コロナウイルスから復帰したばかり、ナチョも100%の状態ではないと見られており、完全にフィットしているCBがいない状況だ。カゼミーロやダニエル・カルバハルの復帰は朗報だが、守備時にも大きな貢献を見せるMFフェデリコ・バルベルデも離脱中。ジダン監督は頭を悩ませることになりそうだ。
今季は試合によってパフォーマンスの差が顕著であり、イージーミスも頻発するなど、安定感を欠いた戦いが続いている。そんな中で精神的支柱S・ラモスを欠くことが予想されるレアル・マドリードは、好調のビジャレアル相手に王者らしい戦いを見せられるのだろうか。外野の声をおとなしくさせるためにも、再開明けの上位対決は重要な一戦となる。
今季公式戦11試合で6ゴール3アシスト、エースらしくチームをけん引するベンゼマ。彼への依存度は深刻なものではあるが、幸いなことに過密日程の中でも最高のコンディションでプレーを続けている。この一戦ではゴールやアシストはもちろん、攻撃に多くの人数をかけるビジャレアル相手に速攻の起点としても重要な役割をこなす必要がある。そして、S・ラモスを欠く中でキャプテンシーを発揮し、チームを導いていくことが求められそうだ。
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン、ナチョ、メンディ
MF:モドリッチ、カゼミーロ、クロース
FW:アセンシオ、ベンゼマ、ヴィニシウス
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