アデレイ、フルゴビッチ戦に臨む心境を語る「ワードリー戦の負けは引きずっていない」| ボクシング

日本時間8月17日、デビッド・アデレイがフィリップ・フルゴビッチとの試合に臨む。この試合はモーゼス・イタウマ vs ディリアン・ホワイトのアンダーカードに位置しており、リヤドでおこなわれるこのイベントの模様はDAZNから生中継される。アデレイにとっては、ファビオ・ワードリーに初めての敗北を喫した地への初めての帰還となる。

アデレイはワードリー戦について「あの試合に未練はない」とし、過去のミスを繰り返すことは断じてないと語っている。

アデレイは『The Ring』に対し次のように語っている。「俺は過去の試合に引きずられることなんてない」

「世の中にはもっと酷い出来事がある。俺にとって過去の試合が影を落とすことはないんだ。ただ俺は戦うだけ」

「確かに、前回はうまくいかなかった。でも次はうまくいくさ」

2023年に行われたワードリーvsアデレイは、どちらの選手にとってもキャリア最大のチャレンジであった。試合には英国、コモンウェルス、ヨーロッパの各タイトルが懸けられた。

ワードリーは第7ラウンドでクリンチからの左フックでアデレイにノックアウト勝ちし、アデレイの世界タイトル挑戦への道を一時的に断ち切った。

敗戦後、アデレイは14カ月の休養を挟み、ソロモン・ダクレスやジェイミー・TKVとの試合で復調を果たした。

ジェイミー・TKV戦では、クリンチ中にレフェリーがTKVの腕を動かし、アデレイに左フックを決めるチャンスを与えた結果、第6ラウンドで試合が終了するという物議を醸した。

英国ボクシング管理委員会は直ちにリマッチを命じたが、アデレイはフルゴビッチとの試合のチャンスを活かすため英国タイトルを返上することを決断した。

この経緯ついてアデレイは「試合の準備は整っていたが、ボクシングでは土壇場でいろいろなことが起きる」と総括した。

フルゴビッチはWBOランキングで2位、The Ringのランキングでは6位に位置する。しかしアデレイは、フルゴビッチを世界クラスのヘビー級ファイターとは見ておらず、ただ乗り越えるべき障壁であると見なしている。

「彼が優れたファイターだとは知っていたが、トップに立とうとすれば、乗り越えるべき障害がある。この試合もその一つだ。俺は完璧に乗り越えてみせる」

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