「俺を入れてくれ！」 モーゼス・イタウマ、ディリアン・ホワイト撃破で世界王座を狙う | ボクシング

日本時間8月17日、サウジアラビアのリヤドで行われた試合でヘビー級のモーゼス・イタウマがディリアン・ホワイトをわずか1ラウンドで粉砕した。ジョセフ・パーカーやアギット・カバエルと並んで世界タイトル挑戦に名乗りを上げた。

イタウマはベテランのホワイトを開始わずか2分で倒し、WBOランキング1位の挑戦者としての資質を見事に証明した。これは、イタウマが歩んだプロキャリアで最大の勝利となりそうだ。

20歳の若さで、イタウマはすでに未来のヘビー級王者としての期待を集めている。今回の勝利を受けて、その声はさらに大きくなるだろう。

試合後、リング上で感謝の言葉を述べ、自らの勝利の理由を語りながら、今後のタイトル挑戦についての展望を示した。

「ディリアン・ホワイトに感謝したい」とイタウマは語った。「タンゴを踊るには2人必要だから、この機会をくれてありがとう。彼がベン（デイヴィソン）の言う通りのことをしているのを見て緊張したが、1分後には打ち損じることはなかった。プランを完璧に遂行した」

「次は誰でも戦うつもりだ。名前を言ってくれれば、俺はそこに行く」

「ジョセフ・パーカーとアギット・カバエルにも（タイトルマッチの）権利があるが、俺もその機会を手にしたい。俺も入れてくれ！」

「それらの試合は全部実現可能だ。もっと大規模になって、もっと良い感じにっていくだろう。俺はまだ20歳で、キャリア（の終わり）にはまだ10年から15年はある。この顔はこれからもたくさん見ることになるだろう」

イタウマの願いが実現するのは意外と早いかもしれない。ウクライナのオレクサンドル・ウシクがWBOから課された指名試合の議論がどうなるかによって、状況は変わってくる。

もしウシクがタイトルを返上することを選べば、ニュージーランドのパーカーが暫定王者から正規王者に昇格する可能性がある。

それが実現すれば、団体のトップランカーとしてイタウマが主要ベルトを目指す有利な立場に立つため、年内にもタイトルマッチ実現の可能性が出てくる。

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