セリエAの第34節では、首位インテルがローマに0-1と敗れた一方、同ポイントで並んでいたナポリがトリノに2-0と勝利して勝ち点を「74」へと伸ばし、単独首位に立った。
ナポリの指揮官アントニオ・コンテは、試合後の『ダゾーン』のインタビューで「スクデットなら奇跡だ」と心境を明かしたが、あと4試合を残し、2チームが3ポイント差で繰り広げるスクデットについて、アンドレア・ストラマッチョーニ氏ら解説陣が『ダゾーン・イタリア』の番組「Dazn Serie A Show」で分析を行った。
インテルはヴェローナ(H:ホーム)やトリノ(A:アウェー)、ラツィオ(H)、コモ(A)との試合を残し、対するナポリはレッチェ(A)やジェノア(H)、パルマ(A)、カリアリ(H)との対戦が組まれている。現時点で、勝ち点でリードするナポリがスクデットの運命を握っていると言えるが、元イタリア代表DFのフェデリコ・バルザレッティ氏が見解を示した。
「首位が交代し、パワーバランスが変わった。あと4試合を残し、全てを握っているのはナポリだ。それに今後の対戦表も悪くない。インテルは、アントニオ・コンテに(スクデット争いの主導権の)ボールを渡してしまったね。重みのある1日になった」
「ナポリがポイントを取りこぼすとしたら、レッチェ戦だろう。レッチェにとってホームで特別な雰囲気があるはずだ。まだ残留争い中であり、重要なポイントを獲得する必要があるからね」
「したがって、次戦はナポリにとって、重要な試験になるだろう。カリアリとパルマはラスト2試合なので、対戦時に残留を決めている可能性がある。それからあと1試合(ジェノア戦)はホームなのできっと勝つだろう。このため、4試合の中で最も難しいのはレッチェ戦だ」
(C)Getty images
元インテル指揮官のストラマッチョーニ氏は、GK鈴木彩艶が所属するパルマ戦も鬼門に挙げた。
「確かに、いつ対戦するかで違いは生まれるだろう。レッチェ戦は難しいと思うが、パルマにも注意を払うべきではないだろうか。クリスティアン・キヴは、来シーズンも見据えてチーム作りの取り組みを行っている。それから、もちろん、カリアリが対戦時に残留を決めているかどうかでも変わってくる」
ナポリ出身でナポリOBのチーロ・フェラーラ氏は、両チームの心理面にも着目した。
「2チームの精神状態も大きく影響するはずだ。週末の試合でナポリは首位に復帰しただけでなく、素晴らしいパフォーマンスも見せていた。どのような意気込みでアウェーの次戦へ臨めるのか想像できる。一方のインテルは、直近の試合で3連敗を喫し、無得点でもあった。さらに間にバルセロナとの試合を挟む。いずれにしても、最も重要なのは次の1試合だがね」
バルザレッティ氏は、シモーネ・インザーギ率いるインテルについて語り、今シーズンはリーグ戦だけでなく、コッパ・イタリアやUEFAチャンピオンズリーグの3冠を目指して好成績を収めてきたことを評価しつつ、スクデットを獲得した昨シーズンとの違いを指摘した。
「インテルは今シーズン、リーグ戦とカップ戦で素晴らしい成績を残してきた。まだ目標としていた3つのタイトルのうち、2つを懸けて戦っている。ただ、後悔が残るとしたら、ラスト15分のパフォーマンスについてだろう」
「昨シーズンのように、リードしている展開から勝利を持ち帰ることができないでいる。それが現在、重みになっている。アントニオ・コンテのナポリはゴールを奪ったらシャッターを閉めるのが特徴だが、まさにこれは、昨シーズンにインテルが行っていたことなんだ」
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ストラマッチョーニ氏は、2年ぶり4度目のスクデットへ前進するナポリのこれまでの戦いぶりを振り返り、アントニオ・コンテのチームにとってカギとなった2度の転機を指摘した。
「1度目はインテル戦(3月1日の)の試合終了間際の(フィリップ)ビリングによる同点弾だ。あの時は、ナポリが最も苦しんでいた時だった。2度目は、(スタディオ・ディエゴ・アルマンド)マラドーナでのミラン戦の勝利だ」
「ナポリは、ミラン戦(3月30日)の前半、素晴らしいパフォーマンスを示し、後半にかなり苦しめられた。だがミランがPKに失敗したことで、ナポリはチームを首位へと導くことになるメンタリティを再び手にしたんだ」
さらに元インテル指揮官は、約1年間の休養を経て、ナポリの監督に就任したコンテの進化を評価した。
「アントニオ・コンテは、戦術面においてセリエAで重要な歴史をつづってきた指揮官だ。彼は休養していた1年間で学んで変わったんだ。これまで自身がイギリスでもイタリアでもほとんど使ったことがなかった4-3-3のシステムへと変更した」
「彼は3-5-2の(ジャン・ピエロ)ヴェントゥーラの門下生だったが、4-3-3にすることで、(ロメル)ルカクのような素晴らしい価値のあるFWがいるにもかかわらず、得点力不足だったセンターフォワードの限界という問題を一瞬にして解決したんだ」
バルザレッティ氏もこれに同調し、ナポリの選手たちの特徴に合わせて戦術を作り上げたコンテに賛辞を贈った。
「コンテは今シーズン、極めて素晴らしかった。チーム内の選手に応じて適切な“服装”に変更することに成功し、違いを作り出したんだ。私もゴールの計算は好きで、この選手なら何点取れるといったことを考える」
「ゴールの計算は重要になってくるんだ。まずコンテは守備を作ったうえで、その後、誰なら2ケタ得点を挙げられるかを考えた。ウィンガーはというと、それほどの得点力はない。だがMFなら可能かもしれない」
「(アンドレ)ザンボ(アンギサ)と(スコット)マクトミネイには、フィジカルとこうした特徴があるからね。そこで、アンドレアが話したように、インサイドハーフの選手たちの能力を引き出せる、このシステムを作り上げたんだろう」
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