「あの1年が結構大きかった」。横浜FMでゴールを量産するFWオナイウ阿道の成長に坪井氏が迫る | Jリーグプレビューショー

2018年にレノファ山口FCでチームメイトとして1年間プレーしている横浜F・マリノスのFWオナイウ阿道と坪井慶介氏。二人の対談が実現したJリーグプレビューショー#19では、坪井氏がチームメイトだった当時のことを振り返りながら、今シーズン見せるオナイウの進化に迫った。

オナイウは、2017年にジェフユナイテッド千葉から浦和レッズに移籍するも、リーグ戦出場はわずか1試合。オナイウは当時、「試合に出られれば、得点は取れるというのはずっと思っていた」と秘めたる思いを抱えながらも、アピールの場が与えられない悔しさを募らせていた。

すると18年に出場機会を求めて当時坪井氏も在籍していた山口に期限付き移籍を決断。するとリーグ戦全試合に出場し、22ゴールとゴールを量産してブレイクに成功。「あの1年間が結構大きかった。自分が思っていたことが結果として出たことが嬉しかった」とキャリアの中でも大きなターニングポイントになっていることを明かした。

その後オナイウは、大分トリニータを経て2020年に横浜F・マリノスに移籍。ここまで11ゴールをマークし、追加招集された6月の日本代表活動では、キルギス戦でハットトリックの大活躍。オナイウは、代表での3ゴールの活躍を「簡単に言えば、もっていたというか（笑）。ちゃんと練習からやってきたことがあったからこその3得点だったと思うし、あの3点で満足してはいけない」と言及。

すると坪井氏は、「成長したね。山口の時だったら『もっている』で終わっていたと思うけど」と当時を知るからこそわかる成長ぶりを指摘した。

今シーズン11ゴールと急成長を見せるオナイウは、今後もゴールを量産し、日本を代表するストライカーへの仲間入りを果たしていくのか。10日、6連勝をかけて福岡と激突するJリーグでの活躍を期待したい。