今年もドラフトの時期がやってきた。NFLにおいて極めて重要なチーム強化手段であるドラフトは、毎年米国内でも高い注目を集めている一大イベントだ。
オフェンスに注目を集めがちなNFLドラフトだが、ディフェンスで有望選手を確実に確保することも重要な強化戦略。今年は、父親も元NFL選手のパトリック・サターン2世、RB級な脚力を持つマイカ・パーソンズ、2メートル超えの怪物パスラッシャーのグレゴリー・ルーソウを始め有望株が勢揃いしている。

ポジション:コーナーバック(CB)
身長/体重:188cm/94kg
2020年成績:22タックル、1INT、12PD
ディフェンス陣の中でコーナーバックが豊作ともいえる今季のドラフト。中でも最も完成された選手がサターン2世だろう。188cmと恵まれた体格を生かしたマンツーマンカバーが得意だが、ランプレーへの対応も速く、タックルの仕方もうまい。ディフェンスを強化したいチームに必須の選手だ。

ポジション:コーナーバック(CB)
身長/体重:188cm/89kg
2020年成績:出場なし
2019年成績:14タックル、4INT、12PD
サイズ、ボールへの嗅覚、タフネスとコーナーバックとしての能力は疑う余地はない。マンツーマン、ゾーンディフェンスの両方で活用できる。しかし、2019年以降で背中の手術を2度行っていることに加え、スカウトたちが集うプロデイにも参加しなかったことから健康状態に疑問を持つチームが増加。1巡目上位での指名が確実だったが、下位指名の予想が多くなっている。

ポジション:ラインバッカー(LB)
身長/体重:191cm/112kg
2020年成績:出場なし
2019年成績:52タックル、5サック、4FF
足の速さを活かし、フィールド場を駆け巡る快速ラインバッカー。ボールがスナップされてからの反応が非常に速く、瞬く間に相手プレイヤーにタックルを決める。高校時代ではランニングバックとして出場した経験から40ヤードのスピードは驚異の4.39秒(LB平均:4.72秒)。昨シーズンはオプトアウトしたが、間違いなくラインバッカーとしての評価は一番だ。

ポジション:ディフェンスライン(DL)
身長/体重:201cm/121kg
2020年成績:出場なし
2019年成績:34タックル、15.5サック、2FF
2019年シーズンは全体で2位の15.5サックをマークし、パスラッシャーとして一気に名を広めた。2メートルを超える長身ながらも一発の速さが魅力的で相手オフェンスを混乱に陥れる。昨シーズンをオプトアウトしたことで、実質1年のみの活躍という観点から実力を疑問視するスカウトもおり、下位指名になる可能性も。

ポジション:ディフェンスタックル(DT)
身長/体重:193cm/141kg
2020年成績:22タックル、8 サック、3 FF
141kgと大柄ながらもフットワークが軽く、ラン、パスの両方に対応できる万能型DT。オハイオ州立大学とのナショナルチャンピオンシップでは5タックル、1サックをマークし、ディフェンス部門のMVPを獲得。しかし、パワーで当たり負けするシーンも多々見られ、他の選手に比べ、インパクトには欠けるがそれでも1巡目で確実に指名されるだろう。
ポジション:ラインバッカー(LB)
身長/体重:185cm/100kg
2020年成績:41タックル、1.5サック、3FF
昨シーズンはディック・バトカス賞(年間最優秀LB)を受賞し、ドラフトの評価を大きく上げたLB。ボールへの嗅覚が非常に鋭く、相手の戦術を瞬時に察知することができる。また、ランプレイ以外でもレシーバーに対してマンツーマンでカバーできる身体能力の高さを併せ持つ。フィールドの端から端までに縦横無尽に駆け巡る姿はまさに「野獣」。
| 開催日 | 時刻 | 配信内容 |
|---|---|---|
| 4月30日(金) | 9:00 | 第1日 |
| 5月1日(土) | 8:00 | 第2日 |
| 5月2日(日) | 1:00 | 第3日 |
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