グループAではすでにスペインとスコットランドの本大会出場が決定済み。ネーションズリーグの結果から3位ノルウェーの本大会出場は難しくなっており、残す2試合は消化試合となりそうだ。
スペインに関してはアレックス・レミロやロドリゴ・リケルメら4選手を初招集。レヴァークーゼンで活躍するグリマルドも含まれており、彼ら新戦力にとっては重要なアピールの場となりそうだ。
グループFではA組と同様、ベルギーとオーストリアの勝ち抜けが決定。首位ベルギーは予選でいまだ負けなし。ロメル・ルカク復調のきっかけを作る場となっている。第9節ではエストニアとオーストリア、アゼルバイジャンとスウェーデンが対戦する。3位スウェーデンに関してはプレーオフ進出の可能性を残しており、チームとして好循環を保ちたいところだ。
グループGでは、ドミニク・ソボスライが絶対的な中心選手として君臨するハンガリーが3大会連続のEURO出場を目指す。第9節では、すでに敗退が決まっているブルガリアと対戦。引き分け以上でハンガリーは本大会出場が決まり、ホームではブルガリアを3-0と下している。
しかし、イリアン・イリエフ新監督の下、将来に希望を見出そうとしているブルガリアは侮れないチーム。ハンガリーのマルコ・ロッシ監督は「ブルガリアには危険な選手が何人もいる。我々は常にハンガリーの代表であり、良い結果でハンガリー国民を誇りに思い、幸せにしたい」とコメントしている。
グループJではポルトガルが8戦全勝で早々に本大会進出を決めた。ブルーノ・フェルナンデス、ジョアン・フェリックス、ベルナルド・シウヴァ、クリスティアーノ・ロナウドらを抱える攻撃陣は頭一つ二つ抜けていることは間違いない。第9節ではリヒテンシュタインと対戦するが、すでに8試合で25失点を喫している最下位チームが相手となるだけに、ポルトガルのゴールラッシュとなるかもしれない。
そんな中、このグループで2位につけるのはスロバキア。今節ではアイスランドと対戦し、勝利すれば本大会出場が決定する。ホームで本大会行きの切符を獲得できるチャンスとなり、スロバキアにとっては大一番となりそうだ。
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