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マルキージオ氏が語るセリエAの王モドリッチ「彼は頭が良すぎる」…往年のセリエAベストイレブンも選出!伊解説陣と議論に | セリエA

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ユヴェントスの下部組織出身で、クラブ黄金期に7度のセリエA制覇など数々のタイトルを獲得したクラウディオ・マルキージオ氏。そんな元ユーヴェのスターが『ダゾーン・イタリア』の番組「Fuoriclasse」に登場し、自身が選んだ往年のセリエAベストイレブンを発表した。

マルキージオ氏はGKにジャンルイジ・ブッフォン、4バックにカフー、アレッサンドロ・ネスタ、パオロ・マルディーニ、ロベルト・カルロスを挙げたが、レギュラー解説陣との間で議論が行われた。

チーロ・フェラーラ氏やイタリア人ジャーナリストのアンドレア・マリノッツィ氏はマルディーニをサイドバックに移してファビオ・カンナヴァーロをセンターバックに入れる案を提案。元インテル指揮官のアンドレア・ストラマッチョーニ氏は「カンナヴァーロは私の友人のサンドロ・ネスタと競うべきであって、マルディーニは別だ」としつつ、「ロベルト・カルロスはイタリアでやや苦戦したので全員イタリア人にしよう」とマルディーニを左SBにしてカンナヴァーロを入れる案に同意した。

次にマルキージオ氏は、中盤にジネディーヌ・ジダン、アンドレア・ピルロ、ロナウジーニョの3人を選択した。フェラーラ氏は「クラウディオに完全に賛同する」と話し、3選手を称えた。「ピルロは聖獣であり、ジズー(ジダン)は語るまでもない。そしてロナウジーニョには楽しませてもらった。私個人は監督をしていた時、彼に2、3点決められてしまったのでそうでもないが…(笑)。選手だったクラウディオもそうだろう」と述べた。

最後にマルキージオ氏は、ベストイレブンの攻撃陣にディエゴ・マラドーナ、マルコ・ファン・バステン、ロナウドを挙げた。リストから漏れた選手には、ロベルト・バッジョやフランチェスコ・トッティ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、アンドリー・シェフチェンコ、ディエゴ・ミリート、ズラタン・イブラヒモヴィッチといった豪華メンバーが名を連ねた。

マリノッツィ記者は思わず「彼らのようなカンピオーネ(王者)たちと現在の選手を比較すると、残念ながらその隔たりはとてつもなく大きい」とこぼしている。

フェラーラ氏は自身の現役時代を振り返り、「ファン・バステンや(ルート)フリット、(カール=ハインツ)ルンメニゲらこの世代の選手とは全員対戦したよ」と明かすと、ストラマッチョーニ氏が「(当時は)世界最高峰の選手たちがセリエAにいたんだ」とコメント。これに対してフェラーラ氏も「あの頃は黄金時代で最強の外国人選手がセリエAを選んでやって来たんだ」と懐かしんだ。

2020-0511-serie-marchisio(C)Getty Images

マルキージオ氏が語るセリエAの王モドリッチ

番組では、ストラマッチョーニ氏が“プリンチピーノ(小さな王子様)”ことマルキージオ氏にちなんで今シーズンのセリエAの王子を3人選出。ハカン・チャルハノール(インテル)やマヌ・コネ(ローマ)、スタニスラフ・ロボトカ(ナポリ)の名を挙げたほか、セリエAの王にはルカ・モドリッチ(ミラン)を選んだ。するとマルキージオ氏が自身の現役時代のエピソードを振り返り、モドリッチを絶賛した。

「彼はファンタスティックな選手だ。彼はサンシーロで行われたイタリア対クロアチア戦で深刻なケガを負ったこともある。それでも高いレベルへと復活した。私は対戦相手としてピッチで虜になったよ。カルチョは近年、フィジカル面、身体能力の面で大きく変化したが、相手は小柄で(アンドレス)イニエスタのような身長とフィジカルだ」

「試合で対面し、『自分より小さいのだから捕まえてやろう』と考えたが、キックを当てることさえできないんだ。彼は頭が良すぎる。体を使って最初のトラップでかわすんだ。動かないままの190センチの選手と当たった方が良かったよ」

放送・配信予定

  • ミラン vs サッスオーロ
  • 配信:DAZN
  • キックオフ:2025年12月14日(日)日本時間20:30
  • 解説:細江克弥 実況:北川義隆
  • 会場:サンシーロ

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