【欧州・海外サッカー ニュース】レアル・マドリー監督シャビ・アロンソ、エルチェ戦後コメント。
23日のラ・リーガ第13節、レアル・マドリーは敵地マルティネス・バレロでのエルチェ戦を2-2で引き分けた。シャビ・アロンソ監督は試合後、この引き分けに失望を感じつつ、次戦に向けて気持ち切り替える必要性を説いた。
この試合に3バックで臨んだマドリーだが、エルチェの守備を崩せずにいると、53分にアレックス・フェバスの先制ゴールを許す。78分にはDFディーン・ハウセンがスコアをタイに戻すも、84分にFWアルバロ・ロドリゲスに勝ち越し点を決められ、87分にMFジュード・ベリンガムのゴールで追いつくのが精一杯だった。マドリーはリヴァプール戦(0-1)、ラージョ戦(0-0)に続いて勝利を逃し、危機的状況と騒がれている。
試合後会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、気落ちを感じさせる表情で、次のように語っている。
「これがフットボールだ。良い調子であったはずが、ここ最近は望まない結果を手にしている。満足することはできない。2025年が終わるまで、まだ多くの試合が残されているし、次の試合のことを考えなくてはいけない」
「チームは壊れてしまったのか?」との問いに対しては、こう返した。
「チームは倒れていない。今も戦い続けている。結果とプレーに関しては、より良いものにできるはずだ。私たちは反省をしているが、チームスピリットは素晴らしいままだよ。逆境であっても歩き続けなくてはいけない。このクラブはレアル・マドリーであり、批判と共存しなければいけないのは理解している」
シャビ・アロンソ監督と一部選手たちの間には軋轢があるとも報じられるが、指揮官本人はそうした報道を一蹴している。
「選手たちとの関係性は深まっている。私たちは同じ船に乗り、同じ方向を目指さなくてはいけない。勝ったときにはともに祝い、勝てないときには全員が不満を感じなくてはならない」
この試合でFWヴィニシウス・ジュニオールを再びベンチスタートとしたシャビ・アロンソ監督だが、問題は何もないことを強調している。
「問題などないさ。私たちは話し合ったし、彼は自分の役割についてしっかり理解していた。今日の結果には満足できないが、全員が調子を取り戻したいと燃えているよ」