バルセロナで困難な立場となっているマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンだが、チームメイトのフレンキー・デ・ヨングとフェラン・トーレスからは主将としての支持を得ている。テア・シュテーゲンは、バルセロナの新たな加入選手ジョアン・ガルシアに正ゴールキーパーの座を奪われる見込みで、ヴァイチェス・シュチェスニーも残留することで第3GKとなる可能性が出ている。さらには、キャプテンマークを剥奪される可能性もあるとの報道も最近では出ているところだ。
ドイツ代表の選手は腰の手術を受けたため、バルセロナのプレシーズンツアーのアジア遠征に合流せず。クラブに事前に通知せずに手術を受けたとの報道も出ており、このことは彼のクラブとの関係をさらに悪化させている。テア・シュテーゲンは3カ月間の離脱を自ら表明。クラブが予想していた4~5カ月よりも短い期間だった。バルセロナは、より長い回復期間を推定した医療書類をラ・リーガに提出する計画だったため、この状況に不満を抱えていたとされる。
キャプテン問題については、ハンス・フリック監督が決定を下さないことを確認。ファーストチームの選手たちによる投票を実施する見込みだ。
「僕にとってマルクはチームのキャプテンだ。昨シーズンと同じようにね」とデ・ヨングは記者団に語っている。
「マルクはワールドクラスの選手であり、クラブのために常に全力を尽くしてきた。だからマルクを強く支持しているし、自分が知る限りチーム全体も同様だ」
フェラン・トーレスも自身の考えを述べ、ベテランのゴールキーパーへの支持を表明した。
「投票があるかどうかは分からない。話してないし、少なくとも僕はその件について知らないよ。でも経験と在籍年数から、テア・シュテーゲンがキャプテンになると思う」
バルセロナは月曜日に韓国の大邱FCと親善試合を行い、その後スペインに戻る。8月10日にジョアン・ガンプ・トロフィーでコモと対戦した後、8月16日のラ・リーガ開幕節でマジョルカとのアウェー戦を迎える。