【欧州・海外サッカー ニュース】バルセロナがエスパニョールとのダービーに2-0勝利。
3日のラ・リーガ第17節、バルセロナは敵地RCDEスタジアムでのエスパニョール戦を2-0で制した。
ここ最近のバルセロナダービーはバルセロナが圧倒的な強さを誇示してきたが、今季は様相が違う。ラ・リーガ8連勝中のバルセロナに対してエスパニョールも5連勝中と絶好調。久しぶりに熱いダービーが帰ってきた。
フリック監督はGKジョアン・ガルシア、DFクンデ、クバルシ、ジェラール、バルデ、MF後列エリック・ガルシア、フレンキー・デ・ヨング、前列ヤマル、ハフィーニャ、ラッシュフォード、FWフェランをスタメンで起用。昨季までエスパニョールに在籍していたジョアン・ガルシアに対して、同クラブのサポーターは試合前から辛辣なブーイングを浴びせていた。
試合は予想通り、バルセロナがボールを保持してエスパニョールがカウンターを仕掛ける展開。圧倒的に優勢だったのは、エスパニョールだった。マノロ・ゴンサレス監督率いるチームはバルセロナの攻撃を堅牢な守備ブロックで防ぎつつ、勢いあるトランジションからバルセロナのDFラインの裏を狙っていった。
しかしチャンスを迎えていくエスパニョールに、ジョアン・ガルシアが立ちはだかる。20分、ロベルトがバルセロナ守護神と1対1になるもシュートを決め切ることができず。また39分にはカルロス・ロメロのクロスからペレ・ミジャがヘディングシュートを放つも、この場面でもジョアン・ガルシアが猫のような超反応を見せて、右手でボールを弾いている。対してバルセロナは、相手陣地でボールを保持しても深みのある攻撃は見せられず、ヤマルがやや遠い位置からシュートを放つのみ。前半はスコアレスのまま終了している。
後半、ラッシュフォードをフェルミンに代えたバルセロナはボール保持率を高めて攻撃を仕掛けるも、GKドミトロヴィッチの好守もあって先制点を決められず。対するエスパニョールも鋭い速攻からチャンスを迎えていくが、決定力不足とジョアン・ガルシアの圧倒的パフォーマンスを前に、こちらもゴールを決められなかった。
フリック監督は65分に交代カードを一気に3枚切り、フェラン、ハフィーニャ、ジェラールを下げてぺドリ、ダニ・オルモ、レヴァンドフスキを投入(エリック・ガルシアがジェラールの代わりにセンターバックに)。しかし、その後もエスパニョールの速攻に手を焼く状況は変わらず、ジョアン・ガルシアのセーブやクンデの好守で何とか失点を防ぎ続ける。加えて、自分たちが放つシュートはことごとくドミトロビッチに止められてしまった。
このまま試合はスコアレスで終わると思われた。しかし86分、ついにゴールが生まれる。決めたのは、バルセロナだった。フェルミンが中盤で巧みに前を向いてドリブルを開始。ペナルティーエリア手前で4人を引きつけて左のダニ・オルモに横パスを送ると、背番号10がそのまま右足でシュートを放ち、曲線を描くボールが枠内右隅に収まっている。
先制したバルセロナはさらに91分、再びフェルミンがゴールを導いた。再び前を向いてドリブルを仕掛けたフェルミンは、2選手のチェイスを物ともせずにペナルティーエリア内右まで侵入。折り返したボールをレヴァンドフスキが枠内に沈めている。内容、パフォーマンスの質的にはエスパニョールの方が勝利にふさわしかったが、超人的セーブを連発したジョアン・ガルシアとフェルミンの活躍によってバルセロナが“ほぼ負け試合”に勝利。ラ・リーガ9連勝を果たしている。