勝ち点33で2位につけるリヴァプールと、勝ち点36で首位を走るマンチェスター・ユナイテッドがアンフィールドで首位攻防戦を迎える。
昨年12月19日のクリスタルパレス戦を7-0で勝利したものの、そこから年末年始に失速した王者リヴァプール。2試合連続引き分けの中、前節はサウサンプトンと対戦した。だが、開始早々にダニー・イングスに恩返し弾を決められると、その後もなかなか攻撃のリズムを上げることができず、そのまま0-1で敗戦。これでリーグ3戦未勝利となった。
長期離脱のフィルジル・ファン・ダイクとジョー・ゴメスに加えて、引き続きディオゴ・ジョタとナビ・ケイタが起用できない今回の大一番。負傷離脱していたジョエル・マティップに関して、ユルゲン・クロップ監督は「復帰が近い」としつつも、「1度か2度の練習で彼を起用するのは理に適っているのかどうかわからない。練習での状態を見たい」と慎重な姿勢を崩さない。
仮にマティップが間に合わなければ、センターバックに配されるファビーニョの相棒は、本職中盤のジョーダン・ヘンダーソンか、リース・ウィリアムズやナサニエル・フィリップスら若手に頼ることになる。屈指の攻撃陣を有する相手に対し、このポジションの人選が一つ試合のカギを握ることになりそうだ。
最近のリーグ戦3試合でチームはわずか1ゴールにとどまっている。このゴールを挙げたマネは直近のFAカップ3回戦、4-1で勝利したアストンヴィラ戦で2ゴールをマークしており、厳しい状況の中でも頼れる存在だ。ビッグゲームで存在感を示してきたマネの活躍にここでも期待がかかる。
一方のマン・Uは前節、12日に行われたプレミアリーグ延期分でバーンリー戦と対戦。タイトな守備を見せる相手に苦しみながらも、71分にマーカス・ラッシュフォードのラストパスからポール・ポグバが見事なボレーシュートを沈め、1-0で勝利した。
バーンリー戦での勝ち点3により、チームはリヴァプールに3ポイント差をつけて首位に浮上。年明けでのリーグ首位は、アレックス・ファーガソン元監督時代の2012-13シーズン以来、約8年ぶりとなった。
その8年前以来となるリーグ制覇に向けて機運が高まるチームは、目下のところリーグ戦11試合負けなしと絶好調。バーンリー戦で軽傷したアントニー・マルシャルとネマニャ・マティッチ、ヴィクトル・リンデレフの出場可否は直前の状態次第となるが、主力のフィットネスは概ね良好。宿敵との大一番を制し、戴冠に向けて弾みをつける白星を得たい。
やはり最も期待がかかるのは、昨年1月の加入からチームを牽引し続けるポルトガル代表のプレーメーカーだ。今季もここまでのリーグ戦17試合で11ゴール7アシストという圧倒的なスタッツを記録。15日には12月のプレミア月間MVPを受賞し、同一年に4度の受賞という史上初の快挙を成し遂げた。ここでも“違い”を見せてその存在価値をさらに高めることができるか。
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