スペイン『ムンド・デポルティーボ』によると、バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキに対して、アル・ヒラルとアル・ナスルが年俸1億ユーロを超える超高額オファーを提示していたという。このオファーを受け入れていた場合、クリスティアーノ・ロナウドに次ぐフットボーラーで世界2位の高給取りになっていたようだ。
しかしレヴァンドフスキは、サウジアラビア行きを拒否。バルセロナ残留を希望し、ラ・リーガやチャンピオンズリーグのタイトルを目指すことを決断したと伝えられている。
37歳となったポーランド代表FWだが、以前に「量より質を優先する」といった主旨の発言を残している。全試合に出場することを目指すよりも、ビッグゲームでのパフォーマンスによりフォーカスすることを示唆していた。今季もクリスティアーノ・ロナウドと共にサウジアラビアでプレーするよりも、欧州最高峰の舞台でビッグイヤーに挑戦することを選んだようだ。一方でレヴァンドフスキの代理人は、将来的なサウジアラビア移籍の可能性を「完全に否定したわけではない」とも認めている。
なおサウジアラビアの2大クラブは、レヴァンドフスキの獲得失敗後に迅速にターゲットを変更。アル・ナスルはダルウィン・ヌニェスを、アル・ナスルはキングスレイ・コマンとジョアン・フェリックスを獲得している。
レヴァンドフスキは、バルセロナ加入から公式戦147試合で101ゴールをマーク。昨季のラ・リーガ優勝にも大きく貢献した。現行契約は2026年までとなっており、成績によってさらに1年間の延長オプションが付帯している。
バルセロナは、インターナショナルウィーク明けの14日にホームでバレンシアと対戦する。