4部のザールブリュッケンと1部の強豪レヴァークーゼンが、7月4日にオリンピアシュタディオン(ベルリン)で開催予定の決勝進出を懸けて激突する。前評判が高いのは圧倒的にレヴァークーゼン。大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』はザールブリュッケンに「11倍」、レヴァークーゼンに「1.03倍」の勝ち抜けオッズをつけている。
2回戦でケルン、準々決勝でデュッセルドルフを破る下剋上を成し遂げ、4部クラブとしては史上初の準決勝進出を果たした。新型コロナウイルスの影響で4部リーグの中止が決まり、今回の大一番が約3ヶ月ぶりの公式戦となる。そのブランクの影響がどう出るか。いずれにせよ、守護神ダニエル・バツや最終ラインの要であるクリストファー・ショルヒを中心に全員で粘り強く守り、カウンターやセットプレーから得点を狙う戦い方になるはずだ。早い時間帯での失点を防ぎ、勝って当然のプレッシャーがかかるレヴァークーゼンの焦りを誘いたい。
準々決勝で3本のPKストップを含む大車輪の活躍を見せた。堅実なセービングが光るこの守護神の活躍なくして、アップセットの再現は不可能だろう。
GK:バツ DF:ブライテンバッハ、ショルヒ、ウアフェロ、ミュラー MF:ツェルナー、ツァイツ、ペルデダイ、イェニッケ、メンドラー FW:ヤコブ
ブンデスリーガ第30節のバイエルン戦(●2-4)から中2日でこの一戦を迎える。筋肉系のトラブルを抱えるエースのカイ・ハヴェルツに加え、ラース・ベンダーやダレイ・シンクフラフェンら複数の主力が負傷欠場する予定だが、それでも陣容のクオリティはザールブリュッケンとは比較にならないレベル。ボールを支配して相手を押し込む時間が圧倒的に長くなるはずで、狭いスペースをいかにこじ開けるかがポイントになりそうだ。システムは基本の3-4-3ではなく、バイエルン戦の後半に採用した4-2-3-1になる可能性もある。
圧巻の脚力を誇る韋駄天ウイング。スピードに乗ったドリブルや裏への鋭い飛び出しを武器に、ザールブリュッケン守備陣を苦しめるはずだ。
GK:フラデツキー DF:ドラゴヴィッチ、S・ベンダー、タプソバ MF:アミリ、アランギス、デミルバイ、ベイリー FW:ベララビ、アラリオ、ディアビ
配信:DAZN
キックオフ:2020年6月10日(水)日本時間3:45
会場:ヘアマン・ノイベルガー・シュタディオン
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