日本時間6月26日(日)、WBCスーパーフライ級王者ジェシー・ロドリゲスが初防衛戦を行う。相手はこれまで2度に渡ってWBCベルトを保持した経験のあるベテランのシーサケット・ソー・ルンヴィサイだ。このイベントはアメリカ・テキサス州のサン・アントニオにあるテックポート・アリーナで行われる。この試合の模様はDAZNから全世界に独占生中継される(タイとウズベキスタンを除く)。
ボクシング界ではいつものように、ビッグマッチには多くのベッティングがなされる。ベッティングサイトのオッズから両選手の下馬評を見てみよう。
ジェシー・ロドリゲス: -400
シーサケット・ソー・ルンヴィサイ: +300
(ベッティングサイト『BetMGM』に基づく)
ベッティングサイト『BetMGM』(6月24日(金)参照)によると、前評判ではロドリゲスが大きく優勢のようだ。『-400』の意味するところは、ロドリゲスに賭けて100ドル(約13500円)の利益を得るためには、なんと400ドルを賭けなければならないということだ。一方のルンヴィサイの下馬評は見事なほど低く、『+300』のスコアがつけられている。これはルンヴィサイに100ドルを賭け、このタイ人が勝利し3度目のスーパーフライ級王者となってリングを降りた場合、元金の払い戻しに加えて300ドル(約40500円)が得られるということだ。
ルンヴィサイは2月、空位であったWBCタイトルを賭けてカルロス・クアドラスと戦うことになっていた。だが、およそ1週間前に、病気により試合を辞退せざるを得なくなった。そして、このイベントのアンダーカードに名を連ねていたロドリゲス(15勝0敗、10KO)がチャンスを掴み、メインイベントに昇格した。この22歳は見事クアドラスを判定で破り、キャリア初の世界王者に輝いた。今回、ロドリゲスは世界王者となってから初めて故郷に凱旋を果たす。
一方のルンヴィサイ(50勝5敗1分、43KO)がアメリカで試合を行うのは、2019年4月にファン・フランシスコ・エストラーダに敗れWBCベルトを手放して以来のことだ。最近の3試合は母国タイで行っている。今回、ルンヴィサイは3度目のWBC王者になるためにアメリカに戻ってくる。
アウトボクシングやジャブの応酬など、テクニカルな試合が見られると思っているなら、考え直した方がよい。ロドリゲスとルンヴィサイはジャブからパワーショットを仕掛けるファイターだ。テクニカルなボクシングであることには間違いないだろうが、二人の使命は、破壊的な方法で試合を終えることだ。
オッズはロドリゲスが大きく優勢と予想しているようだ。ルンヴィサイが2度スーパーフライ級王座を戴冠し、これまで10年近くこの階級のトップ戦線に君臨していた一方、ロドリゲスはまだこの階級で試合を行うのは2度目であることを考えれば、このオッズは非常に衝撃的だ。
ロドリゲスが有利なことといえば、ルンヴィサイより13歳若く、試合数が41少ないということだ。この22歳は戦いに身を投じた期間がルンヴィサイより大幅に短いため、その分だけ体に傷みが来ていないだろう。
莫大な資産を持っているか、人生に退屈しているのでなければ、ロドリゲスに全てを賭けるのはよい選択とは言えない。とはいえ、中でもロドリゲスの判定勝利(-150)が最も無難な選択肢といえるだろう。ロドリゲスは現時点でも総合的な技術が高く、ルンヴィサイは2009年6月以来プロキャリアでKO負けを喫していないからだ。
Muehlhausen記者の予想:ジェシー・ロドリゲスの勝利
このイベントは日本時間6月26日(日)午前9時より行われる。アンダーカードの進行次第だが、メインイベントを戦う二人の入場は午後0時頃の予定となっている。
このイベントはDAZNから全世界200以上の国と地域で生中継される(タイとウズベキスタンを除く)。
このイベントはテキサス州サン・アントニオにあるテックポート・アリーナで行われる。
| 日時(日本時間) | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 6月26日(日) 9:00 | ロドリゲス vs.ルンヴィサイ | WBC世界スーパーフライ級王座戦 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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