モーゼス・イタウマ、ディリアン・ホワイトを倒せばウシクへの道が開けると確信 | ボクシング

オレクサンドル・ウシクが先月のダニエル・デュボアとの再戦で圧勝し、無敵のオーラを放っている。

その圧倒的なボクシングのパフォーマンスを目の当たりにしても、トゥルキ・アル・シェイク氏は、20歳の天才ファイター、モーゼス・イタウマを絶対王者に挑む資格のある選手として、自らのXアカウントで名指しした。

この投稿が160万ビューを記録し、多くの反響が寄せられたため、イタウマは当分の間インスタグラムのアカウントを停止し、目の前の課題に集中することにした。

サウジアラビアのリヤドにあるANBアリーナで、日本時間8月17日、無敗のノックアウトアーティストであるイタウマが、ベテランのディリアン・ホワイトとの対戦に臨む。この試合の模様はDAZNからPPV形式で生中継される。アル・シェイク氏の支持を受けたイタウマ（12勝0敗、10KO）は、ホワイト（31勝3敗、21KO）に対して印象に残るパフォーマンスを残して勝利することがウシクへの近道となることを理解している。しかし、イタウマはそれを完全には認めたくないようだ。

「たぶんね」イタウマは、Zoomによるメディアラウンドテーブル・カンファレンスで、ウシクへの道について語った。

「それは僕のチーム次第でもある。僕の仕事はリングに上がって戦うことで、それについてはうまくやっていると思っている。外のことはすべてチームに任せている」

この対決が実現すれば、38歳のウシクの持つ極上のボクシング技術や力強さと、イタウマの短いプロキャリアに刻まれた爆発的なスピードやノックアウト力が激突する絶好の試合になるだろう。

ジョセフ・パーカーもウシクの絶対王座を狙ってソーシャルメディアで活動しているが、アル・シェイク氏の支持を受けるイタウマに非常に大きなアドバンテージがあると見られる。

ウシクへの道が明るく照らされているように見える中でも、イタウマはまずホワイトに圧倒的な形で勝つことに集中している。

「それについては気にしていない」と彼は言い切った。「その試合が実現すればそれでいいし、しなければそれでもいい。人々は僕がまだ準備ができていないと言うかもしれないが、僕は準備ができている」

「自分が何をできるかは分かっている。あとは世界に自分の実力を見せつける必要があるだけだ」

イタウマは2024年に4人の相手を圧倒し連勝を重ね、さらに今年5月にはスコットランドのグラスゴーでマイク・バログンを2ラウンドTKOで打ち破っている。

ホワイト戦はイタウマのプロキャリア最大の挑戦でもある。WBCヘビー級暫定王座に2度就き、アンソニー・ジョシュアやジョセフ・パーカー、タイソン・フューリーといった元世界王者とも対戦してきた。

ウシクへの挑戦について明確に話すことは避けているが、イタウマは最近、史上最年少ヘビー級世界王者のリストと王者たちの年齢を見たことを認めた。マイク・タイソンが20歳で成し遂げたその偉業は、12月に21歳になるイタウマをすでに上回っている。しかし第6位にジョージ・フォアマンが24歳でヘビー級王者になったことを発見し、驚かざるを得なかった。

「それは僕にとっては4年後だ」とイタウマは語り、自分が良い位置にあることを確認した。「それより前にヘビー級王者になって、そのビッグネームのリストに入ることができると信じている」

それがウシク戦で可能かどうかは未知数だが、イタウマは「だけど、まずディリアン・ホワイト戦」と強調する。

結局のところ、ホワイトに対して敗れるようなことがあれば、ウシクへの近道は断たれ、痛い停滞が生まれることになってしまう。当の本人が最も理解していることだろう。

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