【レビュー】ジョー・コルディナがライト級タイトル戦線に浮上、次戦ターゲットはこの世界王者 | ボクシング

日本時間12月14日、ジョー・コルディナがガブリエル・フローレスJrと対戦した。コルディナはプレッシャーをかけながら巧みにサークルワークを封じ、「フローレスJr.にボディブローと硬いカウンターの食べ放題を強いた」と言ってよい内容で試合を制した。試合はDAZNで生中継された。

米国カリフォルニア州ストックトンのアドベンティスト・ヘルス・アリーナで行われたこの一戦は、場内の3人のジャッジ全員がコルディナを支持する判定となり、彼はライト級の世界タイトル戦線に戻ってきたと自負している。

34歳のコルディナは、スーパーフェザー級で2度世界王者に立った肩書きを持つが、自身のチャンスの「窓」は閉まりかけていると感じている。そのため、135ポンド（ライト級）のタイトル保持者を次の標的として挙げることに一切ためらいはなかった。

「間違いない」コルディナはDAZNのクリス・マニックスに語り、来年にWBOライト級世界王者アブドラ・メイソンへ挑戦したい意向をはっきりと示した。

「俺は34歳で、残された時間はあと数年しかない。だから一つひとつの試合を意味あるものにしたい。ビッグファイトこそ、俺が望んでいるものだ」

マッチルーム・ボクシングのプロモーターであるエディー・ハーン氏も、コルディナvsメイソン戦はファンを興奮させるカードになるとみている。

「とんでもない試合になる」ハーン氏はDAZNの中継で語った。「3月か4月に、クリーブランドでもカーディフでも、やりたいところでいきなりその試合に行こうじゃないか」

この夜、コルディナ（19勝1敗、9KO）は、地元ストックトン出身で自分よりほぼ10歳若いフローレスを運動量で上回った。

第11ラウンドには、ウェールズ出身のコルディナがストップ寸前まで追い込む場面もあった。目を引く右ストレートが決まり、フローレスは足元がおぼつかない状態に見えた。

コルディナは自分のパフォーマンスを高く評価していない。特にジャブの出来を批判的に振り返っている。それでも、判定が自分に傾いたことはパンチスタッツによって裏付けられている。

数字上では、コルディナがフローレスに199発対102発と明確に打ち勝った。コルディナは合計646発を放ち、フローレスの496発を大きく上回っている。

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