日本時間3月28日(日)に行われるディリアン・ホワイト対アレクサンデル・ポベトキンのリマッチが注目を集めている。知っての通り、8月に行われた初戦では、戦況に反して5ラウンドの早い段階でポベトキンのKO勝利という結果になっていた。
しかし、ジブラルタル島という一風変わった開催地での試合を前に、両選手とチームは、派手なフィニッシュを求めているわけではないことを強調し、どんな形であっても勝利を手にすることを誓っていた。
一方のホワイトは昨夏の前戦で勝てばタイソン・フューリーの指名挑戦者になれる可能性もあったが、ポベトキンの強烈なアッパーカットが炸裂し、WBC暫定王座を落とし、WBC暫定王座から陥落していた。
「初戦はいいファイトだった。俺たちは共によく戦った」とロンドン出身のホワイトは戦前最後の記者会見でプロモーターのエディー・ハーン氏に語っている。
「俺はヤツを2度ダウンさせたが、敵もさるもの、いいパンチを当ててきたね。リマッチができて嬉しいよ。Sky、Matchroom、俺のチーム、ヤツのチーム、そしてみんなのおかげだ。戦うためにリングに上がるだけだ。他は何も気にしない。戦いを楽しむ。これからやるべきことを楽しむよ。昨年は皆にとって難しい年だった。愛するスポーツを元の状態に戻すために自分のできることをやっているよ。俺たちはできるかぎりのことをやっている。一級品のボクシングが戻ってきてほしいと思っているし、この試合はほかの世界戦と同じくらいのビッグマッチだ」
「自分より強い相手と戦って勝ってきた。自分より速い選手にジャブで競り勝ってきたし、自分よりハードヒットの選手に打ち勝ってきた。一番大事なのは勝つことだ。勝つためにやらなければいけないことはなんだってやる。今回の試合は俺のキャリアの中で一番重要な試合だが、ボクシングの試合だということに変わりはない。敗戦から這い上がることには慣れているし、俺はずっと成長し続けている。俺はまだ毎日学び続け、毎日よくなっている。今回の試合にすべてを賭けるよ」
ポベトキンは41歳になるが、ホワイトを再び破れば最後に残っていた世界タイトルを獲得する可能性が出てくる。これは年齢に抗う好材料だ。リターンマッチにモチベーションが上がっている。
「まず初めに、Matchroomとエディーに感謝したい」と通訳を介して語ったポベトキン。「普段とは違うこの地にいられてとてもハッピーだ。リラックスしている。土曜日(※日本時間では日曜日)、私の試合を皆に見せることだけを考えている」
「ディリアンは2戦目に向けて改善してくると思っている。だからなるべく注意深く、ディフェンスに気をつけようと思っているよ。KO勝ちを決めようという気持ちでいるわけではない。たぶん最終ラウンドまでいくかもしれないからね。KOにこだわってはいない。ただゲームプランに従ってやるだけだよ」
ディリアン・ホワイト vs アレクサンドル・ポベトキンは日本時間3月28日午前3時から行われる。試合の進行によるが、ホワイトとポベトキンの登場はおよそ6時30分頃と思われる。
イギリス領ジブラルタルのヨーロッパ・ポイント・スポーツ・コンプレックスで行われる。
| 日時(日本時間) | カード | 詳細 |
|---|---|---|
| 3月28日(日) 4:00 | ポベトキン vs.ホワイト | ヘビー級12回戦 |
| 4月3日(土) 23:00 | アフマダリエフ vs.岩佐亮佑 | WBAスーパー&IBF世界Sバンダム級王座統一戦 |
| 4月18日(日) 8:00 | アンドラーデ vs.ウィリアムス | WBO世界ミドル級タイトルマッチ |
| 4月24日(日) 3:00 | マーティン vs.プロスパー | EBU ヨーロッパスーパーライト級 |
※配信予定、及び出場選手は変更になる場合あり
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