DAZN(ダゾーン) とは
DAZN(ダゾーン)は、OTT(オーバー・ザ・トップ)サービスと呼ばれるインターネット経由で視聴者に直接配信するストリーミングサービス。ユーザーは、ネット環境があれば、スマートテレビ、スマートフォン、タブレット、ゲーム機などのデバイスで手軽に視聴できる。
最大の特徴は、圧倒的な数のスポーツコンテンツを楽しめること。サッカー、野球、F1、テニス、格闘技など圧倒的な種類のスポーツコンテンツを年間10,000試合以上、ライブ中継&見逃し配信を楽しめる。
また、2023年2月14日から開始する新プラン「DAZN GLOBAL」では、月額980円(税込)で世界のユニークなスポーツが手軽に楽しむことができる。従来、これだけのスポーツコンテンツを有料視聴するとなれば、少なくとも数千円はかかっていたところが、DAZNの登場によって手軽に楽しめるようになった。
なお、DAZNの母体企業はスポーツが盛んな英国にある。全世界に先駆けて、日本では2016年の8月にサービスを開始。ほぼ同時期に始まったドイツ、スイス、オーストリアをはじめ、今では世界中で事業展開している。
配信コンテンツ
サッカー
国内サッカーでは、Jリーグと長期の放映権契約を結び、明治安田生命Jリーグの、J1・J2・J3すべてを全試合独占中継。また、2021年8月にはアジアサッカー連盟と8年間の長期契約を結び、AFCアジア予選 – Road to Qatar –、AFCアジアカップ、AFC女子アジアカップ、AFCチャンピオンズリーグ、フットサルや男女各世代のアジアカップなどを順次配信することを発表。ワールドカップアジア最終予選を含む、日本代表の重要な試合の多くが配信されることになる。さらに女子サッカーのWEリーグもそのラインナップに加わった。
試合以外では『Jリーグ プレビューショー』や、試合の審判内容を振り返る『Jリーグ ジャッジリプレイ』、そして毎週月曜12時からは『やべっちスタジアム』といった番組が配信されており、Jリーグを存分に味わうことができる。
海外サッカーでは、ラ・リーガ(スペイン)、セリエA(イタリア)、リーグ・アン(フランス)、ポルトガルリーグ、ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)などの欧州主要リーグを配信している。加えて、FAカップ、カラバオカップ、コッパ・イタリア、DFBポカール、クープ・ドゥ・フランスなど主要国のカップ戦に加え、欧州各国の代表戦であるワールドカップ欧州予選や、UEFAネーションズリーグ、さらにはUEFA女子チャンピオンズリーグなども視聴できる。
番組では、海外サッカーを深く掘り下げる『FOOTBALL FREAKS』、内田篤人氏が出演する『FOOTBALL TIME』なども毎週配信、充実した海外サッカーライフを送れるはずだ。人気の大会を中心に数多くのコンテンツを配信しており、国内外のサッカーファンにとっては欠かせない。
野球
プロ野球コンテンツも充実している。2021シーズンは、広島東洋カープのホーム戦を除く、セ・パ両リーグ全試合を中継し、人気の交流戦も配信される。日本シリーズの中継は無いもののクライマックスシリーズ(広島のホーム戦を除く)も配信する。
シーズン開幕前にはオープン戦、練習試合に加えてファームの試合も配信を行った。また、シーズン中には独自制作の野球の関連番組も配信、さらに時期によっては侍ジャパンの試合を配信することもある。
ポストシーズンには、ジャイアンツに徹底密着したドキュメンタリー『GIANTS 復活への道』を過去に配信。それ以外にも野球アニメの配信実績もあり、多くの野球ファンにとって楽しめる内容となっている。
F1
DAZNでは2023年もF1™に加えて、F2、F3の全レースを配信する。さらにF1™各グランプリの予選、決勝時にはオリジナル番組『F1 ZONE』が配信される。メインフィード、オンボードカメラ、タイムフィード、ドライバートラッカーの4つのフィードを一つの画面で見ることができる画期的な番組だ。
毎週水曜日には、新コンテンツ『WEDNESDAY F1 TIME』が配信される。コース紹介や各コーナーの攻略法を交えたレースプレビュー、レース後に注目のF1ドライバー、角田裕毅選手がレースを振り返る。
また、各グランプリ後の金曜日には、未公開映像を交えながら、F1™中継の解説を務める小倉茂徳氏と田中健一氏が、ビハインド・ザ・シーンで各レースを振り返る『F1 LAB(ラボ)』が配信され、レース以外の日でもF1™に触れることができる。
その他スポーツ
その他にも多くのスポーツが配信されている。主なところではNFL、FIBA主催国際試合、WTAツアー(女子テニス)、ボクシング、ダーツなどが配信されており、その他にも不定期ではあるもののセーリングやeSportsといったコンテンツも配信されている。
番組表/配信スケジュール
直近の配信予定は下記の全体番組表をチェックしよう。
- DAZN 番組表(全体)
- 今週(今日・明日)の配信予定 | DAZN番組表
- DAZN番組表|直近のJリーグ放送・配信予定
- DAZN番組表|直近の海外サッカー放送・配信予定
- DAZN番組表|直近のプロ野球放送・配信予定
- DAZN番組表|直近のF1 放送・配信予定
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DAZN(ダゾーン) 推奨環境
インターネットに接続できる環境であれば、スマートテレビ、スマートフォン、タブレット、ゲーム機などのデバイスで、DAZNを手軽に視聴できる。ただし、各デバイスでも視聴に対応できる機種なのかどうかは別途確認が必要だ。
デバイス推奨バージョン
- OS :Windows8.1, Windows10, MacOSX以上のデバイス
- WEBブラウザ :最新バージョンのGoogle Chrome, Safari, Firefox, Microsoft Edge
- モバイル :iOS 12.0以上, アンドロイド5.0以上のデバイス、Amazon Kindle Fire(2014年に発売された第4世代以降)
- ゲーム機 :PlayStation® 4, PlayStation® 4 Pro, PlayStation® 5, XBox One, Xbox One S, Xbox One X, Xbox Series X (L), Xbox Series S (R)
- テレビ :Android搭載テレビ(Sony, SHARP等), Panasonic製スマートテレビ(2014+), TOSHIBA製スマートテレビ, ソニー製スマートテレビ(2014+) ※なお、 SONY CEB TVはDAZNでは利用できない
- その他 :Amazon Fire TV, Fire TV Stick, Google Chromecast, Apple TV, SHARP AQUOSココロビジョンプレーヤー, ひかりTV対応チューナー(ST-4500), Air Stick, Air Stick 4K, ドコモテレビターミナル, DIGAブルーレイディスクレコーダー(2016+), J:COM LINK, ケーブルプラス STB-2
インターネット推奨環境
DAZNでは、ユーザーの利用デバイスやインターネット環境に合わせ、最適な映像を自動選択し提供する仕組みとなっている。そのため各自のインターネット接続スピードにより、画質が異なってくる。なお、TVで視聴する場合は6.0Mbps以上の回線速度が推奨されている。
接続スピード | 画質 | 主な視聴環境 |
---|---|---|
2.0Mbps | 標準 | 外出先 |
3.5Mbps | HD画質 | モバイルデバイス |
6.0Mbps | HD画質と高フレームレート | TV |
8.0Mbps | DAZNが提供可能な最高画質 | TV |
なお、上記スピードを満たした回線速度があったとしても、帯域幅を広げる必要がある場合もある。マンション共用のインターネット回線など、複数のユーザーが利用しているネットワークに接続されている場合は、DAZNの視聴に割り当てられる帯域幅が限られてしまい、快適な視聴環境が得られないケースもある。
また、DAZNではVPNやプロキシを使用することはできない。設定時には無効になっていることを確認しよう。
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DAZN(ダゾーン)の 主な機能
見逃し配信
DAZNでは、ライブ中継終了後に見逃し配信を視聴できる。さらに、試合の途中からの観戦でも、巻き戻して試合開始すぐから視聴し直すことも可能だ。なお、見逃し配信の期間はスポーツコンテンツによって様々で、基本的には1週間程度。Jリーグの試合は1ヶ月間、見逃し配信が視聴できる。
ハイライト配信
試合の数時間後には、主要シーンを抜粋したハイライトが配信される。スポーツによっては、短尺と長尺のハイライトを選択することもできる。また、ハイライト配信の期間は通常、見逃し配信よりも長く設定されている。
登録デバイス・同時接続の上限
DAZNではプランによって登録デバイスと同時接続の上限が異なる。(下記プランは2023年2月14日より開始)
視聴プラン | DAZN GLOBAL | DAZN STANDARD |
---|---|---|
価格 | 月額980円(税込) | 月額3,700円(税込) ※年間プランもあり |
同時視聴デバイス数 | 1台 | 2台 |
登録デバイス数 | 3台 | 5台 |
録画・ダウンロードはできる?
DAZNでは、パソコンやレコーダーでの録画・ダウンロードには対応していない。ただし、期間内であれば、いつでも好きな時に見逃し配信を視聴することができる。見逃し配信ができる期間はコンテンツによって様々だ。
DAZN(ダゾーン)の月額料金・支払い方法
料金体系について
DAZNは、2023年2月14日(火)より価格改定ならびに新視聴プランに移行する。
月額980円(税込)と手頃な価格で世界のユニークなスポーツを集約させたお得な「DAZN GLOBAL」プランが新登場。これまでの月額および年間契約は「DAZN STANDARD」プランとして、価格改定を実施する。
なお、加入後1カ月間が無料となるトライアル期間は、2022年2月21日をもって廃止された。
契約内容 | 旧価格(税込) ※2023年2月13日まで | 新価格(税込) ※2023年2月14日以降 |
---|---|---|
「DAZN GLOBAL」月間プラン | ― | 月額980円 |
「DAZN STANDARD」月間プラン | 月額3,000円 | 月額3,700円 |
「DAZN STANDARD」年間プラン | 一括払い:年間27,000円 | 一括払い:年間30,000円 |
月々払い:月額2,600円/年間総額31,000円 | 月々払い:月額3,000円/年間総額36,000円 | |
支払い方法について
支払い方法は以下の通り。なお、年間視聴パスやアプリ内課金の場合は、基本月額料金と異なる場合があるので注意が必要だ。
- 国内発行のクレジットカード、デビットカード(VISA、MasterCard、JCB、AMERICAN EXPRESS、Diners Club)
- Paypal
- DAZNプリペイドカード(ファミリーマート、ローソン、セブン-イレブン、NewDaysにて販売)
- DAZNチケット(ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、セブン-イレブンにて販売)
- DAZN年間視聴パス
- Apple ID(アプリ内課金/月額3,800円/税込)
- Amazon(アプリ内課金/月額3,800円/税込)
- Google Play(アプリ内課金/月額3,800円/税込)
- モバイルキャリア決済(Softbank、Y!Mobile、au、UQ Mobile。docomoは「DAZN for docomo」加入者のみ利用可能)
- スマートフォン決済(PayPay、LINE Pay)
DAZN(ダゾーン)契約・入会、登録手順
DAZNの無料体験に登録する方法は簡単だ。DAZNのサイトで必要な情報を登録するだけで、すぐに視聴できる。※無料期間は2022年2月22日以降廃止
方法1 : Webブラウザから加入する場合
その他の登録方法については DAZN公式サイト を参照。
方法2:docomoから加入する場合
ドコモオンライン手続き
DAZN for docomoの登録ページ から加入する
- パソコンやWi-Fi経由などドコモのケータイ回線以外から手続きをする場合は「 dアカウント 」が必要になる。
- スマートフォン、ドコモ ケータイ(spモード)などドコモのケータイ回線からお手続きの場合、「 ネットワーク暗証番号 」が必要になる。
電話(受付時間:9:00~20:00)
ドコモの携帯電話からは局番なしの「151」(無料)から申し込むことができる。一般電話からの申込みは「ドコモ インフォメーションセンター電話番号」を確認しよう。
ドコモショップ
ドコモの店頭で受付をすることができる
方法3:ケーブルテレビ経由で加入する場合
ケーブルテレビの事業者によって加入方法が異なるため、各事業者への問い合わせが必要だ。また、下記記事にてDAZNに対応しているケーブルテレビの事業者をまとめているので参考にしよう。
商業利用について
DAZNは日本国内での商業施設利用販売を2020年12 月より開始。宿泊施設、飲食店、 カラオケ、インターネットカフェ、アミューズメント施設など 14 業界への導入を進めており、2021年12月時点で1,400を超える店舗と契約を結んでいる。
また、株式会社ミクシィがDAZNとパートナーシップを組み運営する飲食店検索サービス「Fansta」を 2021 年 4 月よりサービス提供開始しており、DAZNの放映を通してスポーツ観戦できる飲食店を、エリアだけでなく放映予定でも検索できるサービスで、今後はプロスポーツチームや各種スポーツ系サービスと連携したプロモーション展開も予定している。
DAZNの配信コンテンツを商業施設で利用する場合は、「 商業施設利用契約サービス 」の契約が必要となっている。