レアル・マドリードが日本時間20日のラ・リーガ第25節でアラベスを本拠地エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウに迎える。
レアル・マドリードは前節、ビジャレアルと敵地で対戦してスコアレスドロー。リーグ戦において直近5試合の戦績が2勝2分け1敗とこれまでの勢いに陰りが生じており、2位セビージャに勝ち点差4で追われる状況だ。
また、2月に入ってからはリーグ戦以外の公式戦においても思うような結果が残せておらず。国王杯においては準々決勝でアトレティック・クルブに敗れ、最新の公式戦であるミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグでもパリ・サンジェルマン(PSG)に0-1で敗戦した。
今節対戦するアラベスとは今季開幕戦でも激突し、4-1で勝利している。好調のシーズンの幕開けにふさわしい快勝劇となったが、仕切り直しを図りたいこのタイミングでその再現を演じることができるのだろうか。
ハムストリングの問題により2月に入ってから欠場が続いていたベンゼマだが、大一番だったPSG戦で復帰して終盤までプレー。チームを勝利に導くことこそできなかったものの、問題ない状態であることを示した。チームにとって替えの利かない存在であることは最近の成績が証明しているが、アラベス戦で改めてクオリティを発揮してサポーターを安堵させたい。
アラベスは前節、バレンシアと対戦して2-1で勝利。序盤に先制しながらも後半に入ってから追いつかれたが、終盤にホセルが勝ち越し弾を沈めてリーグ12試合ぶりの白星を飾った。
これにより残留ラインの17位グラナダとの勝ち点差は「4」と、降格圏脱出に向けて希望を広げた。とはいえ、失点数はリーグワースト2位、得点数は最下位と厳しい戦いが続いている。
2020-21シーズンにはレアル・マドリードとの直接対決2試合を1勝1敗で切り抜けていただけに、今季も食い下がりたいところだが、まず勝ち点1を積み上げる戦いを目指すのが現実的なところか。
かつてレアル・マドリード・カスティージャに在籍していたホセルは、今季アラベスでリーグ戦24試合12ゴール2アシストと好調をアピール。チームの総得点数が「19」であることを踏まえれば、凄まじい依存度だ。古巣との相性も悪くなく、直近3度の直接対決において連続で得点。アラベスのこれまでの守備力を鑑みれば、勝ち点を得るためにはホセルの得点が不可欠となるかもしれない。
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