ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリアは、12年ぶりのFIFAワールドカップ(W杯)出場を目指し、日本時間7日に欧州予選でノルウェーと対戦。「ノルウェー史上最強」とされるチームに対し、前半だけで3得点を許したうえ、枠内シュートは途中出場のロレンツォ・ルッカによる後半アディショナルタイムのわずか1本と精彩を欠いて0-3と完敗し、早くもグループ首位でのW杯出場権の獲得に黄信号が灯った。
イタリアサッカー連盟(FIGC)は、10日のモルドバ戦終了後のスパレッティの解任を検討。新指揮官の下で立て直しを図る見通しとなっているが、W杯で4度の優勝を誇るアッズーリは、厳しい批判に晒されている。
イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は8日、EURO2024のベスト16敗退からオスロでの大敗に至る1年間を振り返り、「幻想、そして崩壊…最悪の1年。スイスへ逆戻り」の見出しで特集を組み、「ネーションズリーグ(UNL)で垣間見えた進歩は、オスロの一夜で一掃され、1年前に逆戻りした」などと批評した。
「われわれは、強豪とは言わないまでも、それに近いレベルのイタリアを取り戻したと幻想を抱いていた」と吐露。「EURO後のスパレッティによる治療効果は非常に限定的で、ノルウェーによって現実がかなり異なることを思い知らされた」と現状を分析した。
この1年間において、UNLでフランスを撃破する「偉業」やベルギー相手に「美しいカルチョのほとばしり」も見られたが、何よりも「失点が多すぎた」と振り返る。「スイス戦でどん底に達したと考えていたが、残念ながら間違いだった。代表監督は、問題の端緒を見つけることができなかった」と指摘した。
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今年3月に行われたUNL準々決勝でドイツに敗れたものの、「セットプレーからの失点を抑えれば、どんな相手でも競える予感があった」が、その手ごたえは「幻想でしかなかった」と失望をつづった。「オスロのスパレッティとイタリアは、何光年も逆戻りしていた」と批判を続け、「チームは4バックと3バックを交互に採用したEUROの時と同様に、戦術面で混乱していた。コヴェルチャーノで試した3-4-2-1ではなく、3-5-1-1にしたことは後押しとならなかった」と振り返った。
さらにモイゼ・ケーンやリッカルド・カラフィオーリ、アレッサンドロ・ブオンジョルノら「複数の“重要な”選手の不在」が影響したことや、「(フランチェスコ)アチェルビが招集辞退したことに気を取られていた」こと、特に「気力体力が伴っていなかった」ことも、敗因となったとの見解を示した。
また「お互いを助けようという意欲がなく、プレーのかけらも見えなかった」とも酷評。「チームはプレーの面やモチベーションにおいて指揮官に応えられず、彼もまた、この勝負(ノルウェー戦)が今後に向けて、どれほど重要であるかを伝えることができなかった」と分析した。
最後にスパレッティ指揮下の2年間を振り返り、「ルチアーノは戦術的なひらめきと自らのカルチョを表現することで、ウディネーゼやローマ、ナポリで実力を示したが、イタリア代表では、オスロの暗闇以前から、美しいプレーはわずかしか見られなかった」と締めくくった。
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