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バルセロナ、ビジャレアル戦のマイアミ開催中止で財政的な打撃を受ける。見込んでいた収入は… | ラ・リーガ
ビジャレアル戦のマイアミ開催が中止となったことは、バルセロナにとって小さくない打撃となったようだ。
スペインプロリーグ機構ラ・リーガは、ラ・リーガ第17節ビジャレアル対バルセロナを12月20日にアメリカのマイアミで開催することを推し進めていた。だが、スペインプロフットボール選手協会（AFE）が透明性の欠如や選手のコンディションを考慮していないこと、レアル・マドリードが中立地開催によって大会の公平性が失われることを理由に猛反発。結局、プロモーターのレリヴァント（試合会場ハードロックスタジアムでプレーするNFLマイアミ・ドルフィンズと同じ経営者の会社）が、「スペインで疑念が生じている」ことを理由として、試合開催の中止を決断するに至っている。
バルセロナの理事会にとって、開催中止は失望の結果となったようだ。
スペイン『RAC1』によれば、バルセロナとビジャレアルはマイアミの試合で、それぞれ500〜600万ユーロ（約9〜11億円）の収入を見込んでいた模様。また本来ホームスタジアムで戦う予定だったビジャレアルが、チケット収入の補填としてバルセロナを少しだけ上回る額を手にできたという。
そしてスペイン『アス』によれば、バルセロナはこの500〜600万ユーロの収入を、今季ホーム戦の損失分に充てる考えだった模様だ。改築工事を行っている本拠地カンプ・ノウの使用許可が下りないバルセロナは、9月14日のバレンシア戦、9月21日のヘタフェ戦を収容人数6000人のBチーム本拠地ヨハン・クライフで開催（その後のホーム戦はバルセロナ市に許可を取り、収容人数5万人のモンジィックを使用）。チケット収入がほとんどなかったその2試合の損失分を、マイアミでの試合開催で補填したかったようだ。
なおバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、マイアミ開催が中心となる寸前、様々な反発がありながらもアメリカで試合を行う意義を次のように説いていた。
「マイアミ開催で手にできる正確な収入はまだ分かっていない。しかし私たちはヨハン・クライフで手にできない収入を間違いなく補填できる。ビジャレアルで試合が開催されても、私たちはほとんど収入を手にできないんだよ」
「アメリカ市場はとても重要だ。ラ・リーガの全クラブがその試合から恩恵を受けることができるが、何より実際にあちらに赴く私たちが最も収入を得られる」
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