今夏バルセロナが獲得したFWルーニー・バルドグジ(19)は、自身が同クラブのBチームでプレーするわけではないことを強調している。スウェーデン『Expressen』がコメントを伝えた。
今夏、コペンハーゲンからバルセロナに加入し、日本ツアーなどで活躍を見せたルーニー。バルセロナはそんな同選手を、トップチームの予算が足りない(サラリーキャップの上限を超えてしまう)ために、Bチームの選手として登録している。
そして現在、U-21スウェーデン代表に参加するルーニーは、記者会見で登録通りバルセロナのBチームでプレーしていくのではないかと指摘され、真っ向から否定。Bチームでプレーするならば、バルセロナには加入していなかったと明言した。
「ユースチームでプレーするためだったら移籍はしなかった。僕は(コペンハーゲンの)Aチームで100試合以上に出場した。Bチームに行くというなら移籍を承諾していなかったよ。それは君(記者)がでっち上げた話だ。確かではないよ」
「トップチームにいることが移籍の鍵だった。今、言われていることはまったく真実ではないんだ」
ルーニーは、バルセロナがこれまでも選手登録に問題を抱えながらも、最終的には解決してきたことを強調している。
「それは皆が知っていることだ。問題と言えるのか知らないが、彼らはもう何年も選手たちの登録について問題を抱えてきた。何も今季に限った話じゃないんだ。クラブは何度となく、こういう困難を経験してきたんだよ」
獲得した若手選手をBチームに登録するのは、ラ・リーガのその他のクラブも行ってきたことだ。今夏であればレアル・マドリードも、18歳MFフランコ・マスタントゥオノをBチームに登録している。
ただしラ・リーガのハビエル・ゴメスCEOは、場合によってはBチームの選手と認められない場合があるとの見解を示す。同CEOはスペイン『アス』とのインタビューで、「クラブがBチームに登録した選手に対してトップチームと同水準の年俸を支払う場合、トップチームの選手とカウントされることになる」「Bチーム登録はサラリーキャップの抜け穴となってはならない」とコメントしていた。
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