個人技より組織力重視…エンバペが現代サッカーを語る「以前は選手主体だったけれど今は監督のもの。違う見方をすべきスポーツになった」

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レアル・マドリードFWキリアン・エンバペが、フットボールの変化について語っている。

ここ最近のフットボールは、選手の個人技よりもチーム全体の組織力、戦術が重視される傾向にあるが、エンバペは同スポーツが過去と現在で別物になったと考えているようだ。

スペイン『モビスタール・プルス』の番組“ウニベルソ・バルダーノ”でホルへ・バルダーノ氏と対談したフランス代表FWは、選手がエゴを出したり、突出した個人能力でイニシアチブを取るようなフットボールは、現代ではあり得ないとの見解を示している。

「今のフットボールはもっと戦術的、もっと方法論的だ。チームが実践するプレーで、より力を持つのは監督となった。以前は選手たちが主体だったけど、現在は各チーム、率いている監督の印がしっかり刻まれている」

「僕はそうした変化はフットボールにとって良いものだと思っている。ビッグクラブで、より多くの選手たちにプレーの機会が与えられるわけだからね。以前は個人能力がなければプレーするのは難しかった。もうフットボールは、違う見方をされているスポーツなんだ」

これまでのレアル・マドリードは選手たちの個人技を最大限引き出すプレーを特徴としてきたが、現在はより戦術を重視するシャビ・アロンソ監督に率いられている。エンバペはカルロ・アンチェロッティ前監督とシャビ・アロンソ監督の違いについても言及した。

「彼らは異なる人物で、経験も異なっていると言える。二つの世代の監督だね。カルロは史上最高の監督の一人で、選手にとって彼がいるのは幸せなことだ。彼は選手との距離が近く、いつも助けようとしてくれる。シャビも助けてくれるが、彼はもっと若く、カルロ以上に何かを示す必要に迫られている。カルロはもう、何も示さなくていいんだよ」

「シャビはまだ若くて、レアル・マドリードで何かを成し遂げようという意欲を感じられる。彼は世界最高のクラブで、初めてチャンスを手にしたんだ。僕たちは彼を助けなくてはいけないし、彼の要求に応えていかなくてはいけない。レアル・マドリードのために可能な限りタイトルを獲得できたらいいね」

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