ギリシャ北部のテッサロニキをホームタウンとする両雄の初対戦は1927年6月。100年近くの歴史を持つ因縁のダービーだ。
上流階級のギリシャ人に支持されたアリスに対し、PAOKはギリシャ難民の拠り所となったクラブであり、両チームが現在使用しているホームスタジアムはわずか1.54kmしか離れていない。
ミッドウィークのギリシャ・カップ(対ラミア)で数名の主軸を温存したパブロ・ガルシア監督は、この重要なダービーにベストメンバーを送り込む考えだ。負傷離脱中のアルバニア代表DF、エネア・ミハイの他に起用不可の選手はいない。
軽傷明けだったクリストス・ツォリス、アンドリヤ・ジヴコヴィッチをスタメンから外した前節アステラス戦は1-2の惜敗。この一戦でも敗れれば、レギュラーシーズン3位以下が確定するだけに、ホームで貪欲に勝利を目指すはずだ。
独力で局面を切り開けるツォリス、A・ジヴコヴィッチが、リーグで2番目に失点が少ない堅守を誇るアリス攻略の鍵を握っている。
3日のラミア戦で加入後初の先発出場を果たすと、1アシストをマーク。ただ、現地『SPORT24』が「時間が経つにつれて、エネルギーを失ったように見えた」とも評したように、トップ下のレギュラーであるアムル・ワルダとの序列をひっくり返すほどのインパクトは残せなかった。
したがって、これまで同様に後半の早いタイミングでピッチに送り込まれるのが有力。ダービーで爪痕を残し、次節パナシナイコス戦、そして1~6位で争うプレーオフへの弾みをつけたいところだ。
直近5試合のうち、3度もオリンピアコスと戦う厳しい日程を消化。4日にその強敵と1-1で引き分けるも、トータルスコア2-3でギリシャ・カップの4強入りを逃した。
そして今回はPAOKとのダービーと、心身両面の消耗は想像に難くない。カリピディス会長がクラブ公式サイトに「われわれは団結して力強く前進する」という声明を出したのも、疲弊している選手たちへのサポートを求めているからだろう。
最近18試合で複数失点を喫したことが一度もなく、クリーンシートは11回。自慢の堅守でPAOK攻撃陣を封殺できるかがポイントになる。
プレミアリーグを含む国外でハイレベルな経験を積み、今年1月にマルセイユから約5年半ぶりの母国リーグ帰還を果たした。試運転を経て、前節のアトロミトス戦で加入後初の先発に名を連ねている。
2010年代のギリシャを代表するストライカーの1人が、円熟のフィニッシュワークでPAOKのゴールに襲い掛かる。
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