バルセロナのマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの姿がプレシーズントレーニング初日になかった。
2014年に加入したバルセロナで守護神として活躍してきたテア・シュテーゲン。昨シーズンからは退団したセルジ・ロベルトの後任としてチームキャプテンを務めた同選手だが、現在難しい状況に陥っている。
テア・シュテーゲンは昨シーズン、膝の負傷で長期離脱を強いられ、守護神の座を途中加入したヴォイチェフ・シュチェスニーに奪われる。さらに、今夏にはエスパニョールからジョアン・ガルシアが加入したことで、ドイツ代表GKは実質的な3番手に序列を落とした。
これを受け、テア・シュテーゲン自身は残留してポジション争いに臨む意志があるものの、ハンジ・フリック監督は新戦力のガルシアを守護神に据える可能性が高い。さらに、バルセロナは同選手が自らの考えで移籍に動くことを待ち続けていると考えられている。
そんな中、14日にバルセロナはプレシーズントレーニングを開始したが、スカッドの中にテア・シュテーゲンの姿はなかった模様。スペイン人ジャーナリストのジェラール・ロメロ氏によると、同選手は1人でジムでトレーニングを行っており、負傷もなくバルセロナからの説明もないとされている。
2026年ワールドカップまで残り1年を切り、ドイツ代表守護神としての出場を目指すテア・シュテーゲンの去就に大きな注目が集まる中、同選手に対してはモナコなどからの関心が届いている。