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アトレティコはなぜ久保建英を獲得しなかった？スペイン紙「あれさえなければ完璧なチョイスとなっていた」 | ラ・リーガ
ドリブラーの補強として、レアル・ソシエダMF久保建英を獲得する可能性が報じられながらも、最終的に異なる選手を引き入れたアトレティコ・デ・マドリード。スペイン『マルカ』がその理由を伝えている。
『マルカ』は今夏の移籍市場終盤、アトレティコがドリブラー獲得を目指しており、その候補にユヴェントスMFニコ・ゴンサレスと久保建英を挙げていると報道。EU圏外枠も占めているDFホルへ・モリーナ、MFコナー・ギャラガーのいずれかを売却した場合にのみ、獲得に動くと伝えていた。しかしながら蓋を開けてみれば、モリーナとギャラガーは残留し、市場最終日となる9月1日にレンタル移籍によってニコ・ゴンサレスが加わっている（今季の出場試合数によって3200万ユーロの買い取り義務が発生）。
そして4日付の『マルカ』は、アトレティコが獲得候補としながらも、結局引き入れることがなかった選手たちを紹介。今季序盤のチームのつまずきから、実際に獲得した選手たちの能力に疑問を呈する意図もうかがえそうな記事だが、そこに久保の名も記されていた。同紙はアトレティコが久保を獲得しなかった最大の理由として、6000万ユーロ（約100億円）という高額な契約解除金を挙げている。
「アトレティコは夏を迎える前からリーノとリケルメの放出を見据え、両サイドから均衡を崩せるドリブラーたちの獲得を考えていた。そのために4月の段階から、ブセロ（アトレティコ強化担当）の獲得候補リストにはルックマンの名があったのだ。ただし彼の価格は高額であり、不可能な夢であり続けた。そのほか、シュトゥットガルトが移籍金として2300万ユーロを要求したエンツォ・ミローはサウジアラビアへ渡り、アトレティコはその代わりにラスパドーリを加入させている。ただし、ラスパドーリは中央寄りの選手であり、ドリブラー獲得の必要性を消し去るものではなかった」
「アトレティコはライプツィヒのシャビ・シモンズ獲得も検討したが、トッテナムが6500万ユーロで獲得したように手が届く選手ではなかった。そして久保は、契約解除金が6000万ユーロでなければ完璧なチョイスとなっていた。そのために市場が閉鎖する直前になり、ニコ・ゴンサレスが到着したのである」
なおレアル・ソシエダは2022年、移籍金650万ユーロをレアル・マドリードに支払い久保を獲得。将来的に売却する際には、その移籍金の半分をレアル・マドリードに支払う義務を負っている。
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