スペイン政府のスポーツ上級員会(CSD)は3日、バルセロナの訴えを認めて、同クラブ所属のMFダニ・オルモ、FWパウ・ビクトールの選手登録を認めることを発表した。
バルセロナは昨夏、サラリーキャップを超過していたことでオルモとパウ・ビクトールの選手登録ができない状況に陥った。が、DFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱などにより、昨年12月31日まで暫定措置での登録が許可された。
その後サラリーキャップ超過の問題を解消できないでいたバルセロナは、期日が迫る中、本拠地カンプ・ノウのVIPゾーンの運営権を1億ユーロでカタールの投資ファンドに売却することに。同クラブは12月31日までに売却収入を手にしたと主張したが、ラ・リーガとスペインフットボール連盟(RFEF)の協定監視委員会は、その売却証明が届いたのが1月3日だったとしてオルモとパウ・ビクトールの選手ライセンスの発行を拒否した。
これを受けたバルセロナは、1月上旬にスペイン政府の教育スポーツ庁が管轄するCSDに異議を申し立てた。その訴えはサラリーキャップではなく、1クラブが1シーズン中に同一の選手を2回登録できないというRFEFの規則が、ダニ・オルモとパウ・ビクトールの労働の権利を侵害していることに基づいたものだった。この異議申し立てにCSDは、問題解決までに「クラブと選手が修復不可能な打撃を受ける可能性」があるとして、オルモとパウ・ビクトールの暫定措置での選手登録を認めていた。
そして4月3日、CSDが最終的な決定を下した。CSDは「ラ・リーガとRFEFの協定監視委員会が採択した決議(ダニ・オルモとパウ・ビクトールの選手ライセンス発行の拒否)は、同委員会が拒否する資格を有していないために無効となる」「監視委員会がラ・リーガ、RFEFによって定められた協定の確認も施行も行うことなく、バルセロナが求めたライセンスを発行しないことで同意したのは明らかだ」と、協定監視委員会が選手ライセンス発行の許可・拒絶の権限を有していないとの判断により、バルセロナの訴えを認めた。
これによりオルモとパウ・ビクトールは、バルセロナ、またスペイン代表としてもプレーし続ける権利を手にすることになった。
なおラ・リーガはCSDの決定が発表される前日、バルセロナのVIPゾーンの運営権売却がクラブの損益計算書に適切に計上されていないことを確認したとして、バルセロナが「1月3日以降も現在も」サラリーキャップ超過が解消されていないことを声明で伝えていた。だがCSDはこの件について「今回の問題解決は、ラ・リーガと関連クラブのサラリーキャップについて扱うものではない」「ラ・リーガの予算承認機関が1月3日に取引(バルセロナのVIPゾーンの運営権売却)を承認し、その後に同取引について異なる見解を示したとしても、それはファイナンスおよび内部規則に関する問題であり、ラ・リーガが必要に応じて内部で対処すべき事案だ」と、バルセロナの訴えた通り、サラリーキャップとオルモ&パウ・ビクトールの労働の権利の侵害が、別問題であることを強調している。
ラ・リーガはCSDの決定を受けて、再び声明を発表。今回の決定が「大会の公正性を損なうもの」であり、「ただちに上訴を行う」としている。
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