バルセロナ、スーパーリーグ＆レアル・マドリードと決別へ…ラポルタ会長「スーパーリーグに行ったクラブはUEFAに戻るべきだ」

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バルセロナのジョアン・ラポルタ会長が、UEFA（欧州サッカー連盟）と和解する意思を表明した。

レアル・マドリードとともに欧州スーパーリーグ構想に固執してきたバルセロナだが、ここ最近になってUEFAと和解し、なおかつEFC（欧州クラブ協会）に加わる可能性が報じられていた。そして8日、ラポルタ会長はEFCの総会に招待され、パリ・サンジェルマンおよびEFCのナセル・アル＝ケライフィ会長とのつながりを深めている。

その翌日、メディアの取材に応じたラポルタ会長は、バルセロナがスーパーリーグ創設を目指して以降、かつてないほどUEFAとEFCと距離を縮めているとの見解を示している。

「EFCの会長であるアル＝ケライフィに招待され、ローマで開催された彼らの総会に赴いた。ナセルとは素晴らしい関係にあるよ」

「バルセロナとしては、欧州フットボールの平和を望んでいる。私たちが望むのは、合意をしてUEFAへと戻ることだ」

「私対たちはスーパーリーグとUEFAの架け橋になろうとしている。バルサの立ち位置は明白で、関係者たちはそのことを分かっている。私たちはフットボールのためにUEFAと合意しようとしている。私たちが一緒に走っていくべき道は存在しており、スーパーリーグにいるクラブはUEFAに戻らなければならない」

「私たちはUEFA、EFCととても近い距離にいる。何かを改善できるチャンスがあれば、もちろん生かしていきたい。スーパーリーグのいくつかのプロジェクトも生かせるならば、UEFAによって研究されるべきるだろう。私たちは欧州フットボールの平和のための合意に近づいているよ」

「レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレスとはこのことを話しているのか？　知っていなければならない人物は、もう知っているよ」

ラポルタ会長はあくまで自分たちが「スーパーリーグとUEFAの架け橋」になり、チャンピオンズリーグの新フォーマット合意を目指す立場であることを強調。だが「スーパーリーグにいるクラブはUEFAへ戻らなければならない」との発言は、独立したリーグ創設を目指すレアル・マドリードの意思に反しているともされる。スペイン『ムンド・デポルティボ』は「今回のラポルタの発言によりバルセロナがスーパーリーグ構想およびレアル・マドリードのもとから離れたことが、ほぼ決定的になった」との見解を示している。

なお欧州スーパーリーグ構想は、チャンピオンズリーグに代わる欧州の新たなコンペティション創設を目指して、2021年4月に旗揚げされた。当初はレアル・マドリード、バルセロナ、アーセナル、チェルシー、リヴァプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、アトレティコ・マドリー、ミラン、インテル、ユヴェントスの12クラブが加盟していたが、発表から2日以内にプレミア勢すべてが離脱し、その後にアトレティコ、インテル、ミランが続いた。ユヴェントスも2023年に離脱し、レアル・マドリーとバルセロナのスペイン2強のみが創設をあきらめず動き続けている状況だった

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