マドリードダービーでゴラッソを決めたアトレティコ・デ・マドリードFWフリアン・アルバレス。運命とは不思議なもので、過去にはレアル・マドリードの入団テストを受けていた。
昨夏の移籍市場で移籍金9000万ユーロでマンチェスター・シティからアトレティコに加入したJ・アルバレス。スペイン首都でも期待に違わぬ活躍を見せており、今季ここまでの公式戦では22得点を記録している。
22得点目はチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグ、敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリード戦で決めたものだが、まさに圧巻のゴラッソだった。ペナルティーエリア内左サイドでボールを受けたJ・アルバレスは、マークにつくカマヴィンガがバランスを崩した隙にペナルティーエリアの左角に侵入。そこから対角線上を狙って右足を振り抜くと、勢いあるボールがクルトワの横っ飛びも空しく枠内右に収まった。ゴール期待値は0.03と、100本打って3本しか決まらないゴールだった。
J・アルバレスがベルナベウでゴールをしたのは2月のラ・リーガのダービー以来2点目。そのときはPKから意表を突くパネンカ(チップキック)でクルトワを破っている。素晴らしい才能を示し続けるJ・アルバレスだが、その才能はもしかしたら、レアル・マドリードのものだったかもしれない。というのも同選手は、生まれ故郷カルチンのクラブ、アトレティコ・カルチンでプレーしていた11歳の頃、白いクラブの入団テストを受けていたのだ。選手本人がアルゼンチン『オレ』で、その出来事を振り返っている。
「あのレアル・マドリードとの一件は少しすごかったね(笑)。僕がまだカルチンでプレーしていた頃のことだ。レアル・マドリードに到着して、その日から背番号10を与えられて親善試合をプレーした。僕たちは勝利を収め、僕は何点もゴールを決めたよ。その後にはトーナメントにも参加してチャンピオンにも輝いた」
レアル・マドリードはJ・アルバレスのプレーと活躍を目にして、下部組織に引き入れることを希望したようだが、結局実現はしなかった。まだ幼かったJ・アルバレスがマドリードでの挑戦に臨むには、家族全員で移住し、両親が仕事を見つけなくてはいけなかったようだ。
「13歳でレアル・マドリードに完全に入団できたはずだった。でもそうするためには、規則的にその当時(11歳)から家族全員でスペインに住まないといけなかったんだ」
カルチンにとどまったJ・アルバレスはその後、ボカ・ジュニアーズからの誘いを断り、15歳だった2015年の終わりに憧れのクラブであったリーベル・プレートの下部組織に入団。そして2018年にリーベルのトップチームでデビューを果たし、2022年にマンチェスター・シティに加わって、2024年夏にアトレティコへと移籍した。レアル・マドリードの背番号10をつけていた頃のJ・アルバレスは、大人になってから赤白のユニフォームを着て、彼ら相手にゴールを決めるなど夢にも思っていなかっただろう。
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